まだまだ磁気の時代
Super Floppy (LS-120)ドライブ 松下
★★
ちょ〜フロッピー

これ、容量(120MB)は ZIPMD Dataと あまり変わりません。 これらのページで容量の半端さを批判したのになぜ3つめ? (笑)という 疑問は、次章で解明されるとして、 しかし目の付け所がよいのは、従来規格のフロッピーディスク(1.4Mとかの) も読み書きできるっつーことですね。 松下さんにおかれましては、PD (CD-ROMも読める)とか、そういう好感のもてる デバイスばっかり作るね、同じ独自規格を提案するにしてもさ。 いきなり「はいこれが新規格のドライブです」 「はい、新規格のメディアもあります」と 言われても、まったく従来存在しなかった新規格っていうのは抵抗 あるもんね〜。まあ過去のしがらみを捨てるのは嫌いではありませんが。 誰に言っているのかって、もちろんSONYとIomegaに決まってるでしょーが(笑)。 ところでSONY(? だっけ)も同程度の容量のフロッピーを発表しましたね。 こちらはまだ一度も(実物も広告も搭載したパソコンのニュースとかも) 見たことない。

この規格、いきなり使用する人が増大してくるに連れて LS-120では堅いと思ったのか松下(パナソニックのパソコンにはこれが 標準でついてきたりするのがあるらしいのだな)、名前をスーパーフロッピー に改名した!! しかし誰もそうはよばない(皆LS-120つってる)(笑)。

Libretto + FreeBSDでLS-120を使おう

この章は、Win95ユーザにはあまり関係ないかも知れません。 LS-120に付属のドライバをちゃっちゃっとインストールして 次章に進んで下さい。

私はLibrettoFreeBSD を使ってしごく快適に過ごしている。 だが、難点が一つある。LibのFDはPCMCIAカードを挿さないと使えない のだった。もちろんこれはWin95のユーザには問題ではない (だってWinで使うよう設計されてるんだもん(笑))。 Lib用のFDDドライブ・カードには、Win95用のドライバが付いてくる。

もちろん、LibにFreeBSDをインストールするときなどは、bootできるこの ドライブ(LibのBIOSが面倒見てくれる)が必要だ。したがって一台手元に ある。だがこの2万円近くするFDドライブを使ったのは、 なんとFreeBSDのインストール開始後わずか1分だけという ていたらくだ (その後、LibをWinで立ち上げたときにはたまに 使ったこともありますが)。

要するに、Lib専用FDドライブのドライバを書く人がいないから LibでFreeBSDを使っている限り、フロッピーは読み書きできないのだ。 ではFreeBSD on Libでフロッピーを読みたくなったらどうするか。 困るではないか。いや、困らない(笑)。 ファイルはイーサネット経由かSCSIカードを挿してMO経由で転送すればよいし、 どーしてもフロッピーで何かをもらってしまったときは、手近のWin95マシンで 読んで、MOにコピーしてしまう(笑)。

だが、不便はないとはいえ、やはりMOが使えるのにFDが読み書きできないというのは、 掛け算ができない大学院生を見ているような気分で、どうにも精神衛生が よろしくない。と思っていたら、FreeBSD-users MLだったかで、 LS-120のドライバがあるよん、という記事が流れた。

ドライバのインストールの詳細は、このドライバ(他)一連のツールを作った 作者のページ を見てくれい。要するにwfd0 (ATAPI フロッピードライブ)という妙な デバイス(笑)を作るのだが

というだけだ。 2.2.6Rあたりからは標準のカーネルに入るのではないかな、これ。 ちなみに私は、PAO-9712xxというバージョンで、 他にも 640MB MOを使えるパッチなどを当てていたので、パッチがぶつかって 手で当て直したりしてハマったぞ(笑)。

さて、めでたくカーネルができたので、その辺に落ちている MS-DOS FDをマウントしてみる。 マウントの呪文は『mount -t msdos /dev/wd0 /fd』だ (面倒なので『dosfd』なるコマンドを作った←MOや デジカメのフラッシュメモリカードなども、私のLibには デバイスごとにマウント・アンマウントのコマンドとディレクトリがある)。

余談になりますが、LibではFreeBSDのfixit floppyが使えません。 つまりBIOSが認識できる段階のbootにしか使えないので、その後 fixit floppyに入れ替えても見えないのである。 逆にLS-120はbootには使えない(と思う)ので、 Lib専用フロッピードライブでboot (カーネルにはLS-120用のドライバを 組み込んでおく)し、その後LS-120に差し換えるとfixitもできると思われます。 つまり2台のFDDを使う豪華なシステム修復作業(笑)。 試してみてませんが、時間ができたら LSドライバを入れたboot floppyでも作ってみようかな。

ところでWin95 (非OSR2) の場合

このドライブはWin95で使うよう設計されています(まっきん用のドライバは 付いてきません)。

そして。Win95 (OSR2でないバージョン)のユーザは、 フロッピーディスクにてこのドライブ 用のドライバをインストールする必要があります。さてもうおわかりですね (爆笑)。私はマニュアルの図 (フロッピーディスクを挿入している図) をみて爆笑してしまいました。 つまり、Libretterで「をを、どうせ専用フロッピードライブ買うくらいなら LS-120も読めるし、こっち買うか」と思った非OSR2 Win95ユーザ (つまりLib 20/30/50の人かな?)にとっては、 『鍵は箱の中』デバイスで、使えないこととなってしまうのでした。 松下さんにおかれましては このドライバはwebページとかからダウンロードできるようにした方がいいと 思いますよ。 OSR2にはもうドライバが入っているそうで、 その場合の手軽さはFreeBSDと条件が一緒ですね。

また、Lib以外の普通のパソコンユーザにとって は、既にフロッピードライブが付いているわけなので、通常FDDと互換性が あるってのは全然意味がないのでした。はい、上記では従来規格との 互換性を誉めましたが、私たち『LibでFreeBSD』ユーザ以外にとっては、 これって全然意味なかったですね〜。

ところでLS-120は、私の買った仕様(ATAPIインターフェースで、 PCMCIA Type IIカードで接続)では『Windows95はブートできません』と なってますが、要するにBIOSが対応していればいいわけで、 ASUSのマザーボードには対応してる ものが多いとかききますし、先日Gatewayのwebで通販ページを見ていたら、 お客様のご希望でFDDをLS-120に交換(差額あり)できたりするのでした (当然フロッピーブートできるであろう)。

使ってみると

をー、FreeBSD on Libで フロッピーディスクが読める(なんて低レベルな感動(笑))。

しかしこのサウンド、何とかならんもんかなあ。ディスクを入れる度、 マウント・アンマウントする度、ファイルを読み書きする度に 「ぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっ ごきゅっきゅっくりくり」と 死にそうな鶏みたいな音を立てる。でも「んがー」と間延びした 普通のFDよりは「働いてます」って 感じでいいか。

なになに、マニュアル(表紙は多色刷りで綺麗だ。まるで 電子レンジのマニュアルだ)によると 『ディスク回転数: 720rpm』(と書くと速そうだが、なんのことはない 秒7回転だ)、普通のフロッピーを入れても普通のフロッピードライブより 速いのか? 『最大転送レート: LS-120/2HD/2DD = 665/125/75 [KB/sec]』 ということは、2HDのディスクを全部読むのに10秒!? ほんとうか?

早速やってみよう。HDD上に1.4MBほどのファイルを作り、FD (普通の)に コピーしてみる。

0.000u 0.269s 12:11.32 0.0%     25+124k 54+2813io 7pf+0w
12分以上かかってやんの。2KB/sec(『最大』の1/60!)だ。 これぢゃモデムに換算したら20000bps程度だ。 28.8Kのモデムの方が速いぞ(笑)。

いや、読むのは速いに違いない。 さっきのファイルをHDDにコピーし直してみる。

0.010u 0.696s 4:12.30 0.2%      60+287k 2822+21io 12pf+0w
こっちも6KB/secいかない。モデムなら57000bps程度だ。 ISDN同期64Kの方が速い。う〜ん?

まあLS-120フロッピーの場合は転送速度ももっと出るし、 容量もいっぱいある(当たり前)んですが、そっちは逆に信頼性が どうかわからないしね。使っているうちにZIPやMD Dataくらい 信頼性が我慢できなければまた、このページで愚痴たれます(笑)。

電池で使える?

え〜、専用ニッカドを内蔵するとアウトドアでも使えるそうです(笑)。 この辺もZIPやMD Dataを思いっ切り意識してますね(そもそもLibの専用 フロッピードライブ・カードなどは、電源がいらない。他のラップトップの 外付けFDドライブもそうだけど)。

だが。だがしかし。 重いんだよこれ(笑)。ニッカド内蔵したらどーなることやら。 ちなみにLibと並べてみると、大きさ・重さともに同じくらいであることが わかります。 アウトドアで使う予定はないのでそもそもここは評価ポイント外ですが、 まあZIPも持ち運べるほどには軽く・小さくない(おまけに 持ち運ぶとよく壊れるらしいです)し、 この点で合格なのはMD Dataだけっすね。

結論

容量も半端、転送も遅く死にそうな鶏、ということですが、まあまあ 使い勝手は良いし、メカもしっかりした感じ。性能には現れない 私のお気に入り具合いで(なおかつこれって直感的に結構普及すると思う)、 ★★あげます。