バリバリちゅーん編

竹槍立てて、スポイラ付けて……(うそ)。

りぶ蔵の改造

Libretterってのは改造が好きな人種が集まってるみたいで、ほんと(笑)。 何も知らない無垢な方のために解説しておきますと、ノートの改造ってのは普通、 難しいとされています(ほんとはそんなこたないけどね)。 普通のデスクトップのPCでさえ一体型で売られている今日このごろ、増して まっきん(仮名)なんかはメモリ増やしただけでメーカ保証が効かなくなるとか (ほんとかよ(笑))。その真偽はさておき、まっきんユーザの中には、「コンピュー タは中を開けると壊れる」と信じている人がいるとか(笑)、メモリ取りつけるた めにメーカに出す人がいるとか(爆笑)いいます。Libretterの爪の垢にミルクを 掛けて朝食にでも出してあげたい気分です。デスクトップなんだったら、せめて メモリやハードディスクくらいは自分で買ってきて増やそうよ。

さておき、標準のLibretto 50では不満があります。


メモリを増やしたい!

これは標準でできますね。32MBまで。

なお本体を買った瞬間に増設メモリも買ってしまいましたが、当時('97年1月)に は東芝純正のしか出ていなかったので、どうしようかなー、と思ったのでした。 買ったソフマップはそれほど(本体)や少なかったのですが、店員さんが「本体購 入分のポイントカードを清算すればメモリが買える」とおっしゃったので、そう したのですた。

なおメモリ32MBでは、FreeBSDの場合、muleとNetscapeなどを同時に立ち上げる とからからからからHDDが回って大変なことになったりするのですが(軽い FreeBSDでさえこうなんだから、Win95などでは推して知るべし)、Libretterの間 でもとんとメモリを32MB以上にしたという話はきいたことがありません。これは、 おそらくハイバネーションの関係(BIOSを書き換えて、より多くのメモリエリア をより多くのHDD領域に書き出さなければならないから)だと思います。


HDDを増やしたい!

とは常々思っていましたが、直接のきっかけになったのは GPSレシーバを買ったことでした。付いてくるアトラスRD (地図ソフト)は、 通常CD-ROMで使うことになっているのですが、まさかCD-ROMドライブ持ち歩くわ けにいかないしねえ(笑)(さらにGPSカードを挿すとLibrettoのカードスロット は満員になってしまうので、CD-ROMドライブなんざつなげないのでした)。 一部のデータを切り取ってHDDに保管して使用する機能があるのですが、これを 使うためには関東地方の私の行動範囲だけで500MB以上のHDDを喰ってしまう。 さあこれは問題だ。

というわけで、HDDを2.1GB (Toshiba MK-2103MAV)に増設したのでした。 ところで、これ12.7mm (早い話が1/2'')の厚さのHDDです。ところがLibシリーズ に挿さるのは、標準で7.5mm (0.3''かな?)です。これ以上の厚みのあるHDDを 挿す場合には、通常Libretterの間では裏切りとよばれる行為を働かなけ ればなりません。そう(何がそうだ)、裏蓋を切るのですた。

しかしこれをやると、みなさんの想像に難くなくHDDは剥き出しになるの ですた。そこで登場するのが我らの『換装屋さん』MAXUSです。MAXUSでは、 オリジナルの5mm厚い裏蓋に交換するサービスを行なっています。これは IOアダプタの交換を含むので、ちょっと高めです。それを単独で販売もしている ので、自分で裏蓋を取り替えたい人はこれを買ってきて(ついでにIOアダプタも 改造に出しておく)自分でやってしまえば修理時間ノータイムで交換できます (ちなみに4月上旬時点で、3週間ほどかかるとのこと)。

これを買ってきて(IOアダプタはお里に出した)、めでたく2.1GBのHDDが載りまし た。んで1.3GBほどをMS-DOS (Win95)領域にとって、そこにはFreeBSDでは動かない件のGPSで地図を表示するソフ ト(アトラスRD)と、電車の乗換え時間検索のソフト(駅すぱあと)しか入っていな いのですた(笑)。なお、FreeBSDのエリアも810MB→1.8GBになってらっきぃ…… と思ったら、システムのソースを全部入れたくなった(あとSWAPも増やしたくなっ た)ので、結局400MBくらいしか増えていません。早く来い来い4GBの 2.5''(12.7mm)……(笑)。


さて、増えたHDDにはどうやってFreeBSD領域を移したかというと。

これでなーんと、インストール開始から1時間後には元の環 境(+ Windoze95 + 新しいバージョンのFreeBSD)に戻っていたのでした。HDDが 3GBになっても4GBになっても、この手で行こう(笑)(※ ライブラリが極端に古く なるようなFreeBSDのどバージョンアップ(3.0が目前)にはついていけるかな)。

CPUを速くしたい!

上記MAXUSでは、他にLib 50のクロックアップサービスを行なっています。これ は電源ボタンを普通に押すと普通の75MHzで、5秒以上(HDDアクセスランプがつい て消えるまで)押すと倍速の150MHzで立ち上がるというものですた。 これには最速で2週間かかる、というので、一日10時間以上使っている私のりぶ 蔵を出すわけには生きません。しばらく待って、改造が2、3日でできるくらいお 店が空いてからお願いしようかな……と思っていたのですた。

ところが。6月に出版された

平澤, 石井, 笠原. 『新Librettoスーパーブック』. SOFT BANK, ISBN4-7973-0294-1.
というのを書店で見かけて、中をぱらぱらめくってみると、 MAXUS改造のやり方が。思わずこの2ページのために買ってしまいました(笑)。

早速やってみましたが(必要経費70円 = ショットキバリアダイオード30円 + 熱収縮チューブ40円)、なるほど平均1.5倍速に なるとのことですが、主にCPUに負担をかけている(と思われる) Xの描画、かな漢字変換(Wnn4)などが快適になりました。全探索を やるようなシミュレーションプログラムはきっちり2倍の速度が 出ましたし。ブートとかXの立ち上げ、スワップアウトしてたものが 戻ってくる時(笑)などは、体感ではあまり変化ないです。

なお、同書にはショットキバリアダイオードの向きが書いていませんが(わざと かな?)、私は最初、「確率1/2!!」とかいって(爆笑)でたらめに付けてみたので すが、bootするけど画面が出ない(笑)。はずれでした。んで正しく(結果的にね) 付け直すと正しく出ました(あぶねー(笑))。正しい向きはCPU側がカソード (NECのチップ側がアノード)です。


その他同書では、ちゃんとFreeBSDを使うなんていう章がありましたねえ。 ただしPAOのインストール関係ではちょっと嘘書いてたみたいです(何だったか忘 れた)。その章では 私にとって目新しいところといえば、XF86Configの設定で Section "Device" (かな?)で『Option "noaccel"』を書くと、 2度目のXの立ち上げでハングアップしなくなるとか (これはXF86 3.2の人には関係あることです。FAQ参照)。

この後、7月にLibretto 60というのが発売になりました(CPUクロック100MHz)が、 100MHzを倍にするわけにもいかないだろうし、150MHzのりぶ蔵の方が速いし、別 に悔しくないのでした(バッテリの仕様が変わっているというところはちょっと 悔しい)。


倍速りぶ蔵は……

え〜、 Xもちゃんと立ち上がるし、確かにきりきり動くようです。しかしCPU以外は速く なっていないので、例えばXの操作をしているときなどは、HDDがからからいって いる合間の処理が速くなるような気がするのですが(かく・かく と動く感じ)、 体感速度にするとやはり1.2倍くらいかな。

その他、232Cは不安定でうまく動作しません(つまり家に帰ってきてIOアダプタ でISDN接続しようとするとダメ……詳しくは後述)。 EtherカードなどのPCMCIAカード、APMや時計などは一通り試してOKです (実はFreeBSDでは立ち上げ時に内蔵クロックから時刻を読み出し、以後 CPUでカウントしているため(後述)、どうして途中で倍速で立ち上げ直して 時刻が狂わないのかは不思議なのですが)。電池は2割くらい持続時間が短くなる ようです。


と・こ・ろ・が(笑)。

35度を記録した7月上旬、うちでりぶ蔵と遊んでいると(モデムカードでも挿そう ものなら、裏側が目玉焼き作れるくらい熱くなる)、突然「ぴっ ぴっ」とお馴染 のサウンドと共にハイバネーションするではありませんか。

その後、この現象はFreeBSDのカーネル再構築とか、150MHzでかりかり動いてい るときにしばしば起こるということが分かりました。このときは知らなかったの ですが、Librettoは過熱するとクロックだ運、もっと過熱するとサスペンド するのですねえ。まあハイバネーションしてくれるので、安全に続きはできるの ですが。


倍速りぶ蔵は……(その2)

え〜、FreeBSDのMLでもちょっと話題になってい ましたが、75MHzで起動したFreeBSDをサスペンドし、150MHzで使うと、 /var/log/messages (あるいはコンソール)に延々と

Jul 24 22:05:00 phelsuma /kernel: calcru: negative time: -xxxx usec
なんてのが出ます。どうやら自らの健康診断をし、突然倍速モォード!! で体が 速く動くようになった(きみはアニメの主人公かっ!?)のに異常を感じてこのメッ セージが出るようです。んでどうなるかというと、時計が倍速で動く……とか はなくて(笑)、別に何ともないようなのですが……(続く)。

倍速りぶ蔵は……(その3)

え〜(笑)、IOアダプタがMAXUSから帰ってきました。私が取りに行かなかったのが悪 いのですが、郵送されたのが手違いで戻ったりして、結局2ヶ月ほどの出家。

この改造は拡張コネクタに下駄をはかせて、奥まで入れてしまおうというもので す。固定のネジ穴もずれたままですし、PC Card の ejectレバーも効かなくなり ます。それはそれでいいんですが……。

でこれでISDNのTAが使える! と、るんるんして挿すと、どーもコネクトしたり しなかったり。具体的にはiij-pppで、接続終わっ て認証の段階で切れてしま います。どーしたのだろう、と思っていろいろ試してみると、どうやら150MHz (CPUクロック倍速)のときに、ちょっと232Cの調子が悪いようです。 150Mで立ち上げて150Mで使うと……とか、現在DCE←→DTEスピードは38400にし てますが、これを変えるとどうなるか、とか試していないのですが。 ベースクロックはいじっていないのですが(逆に次で述べるようにベースクロッ クをいじっても通信に影響はないみたいです)……。


倍速りぶ蔵はやめた(笑) (ベースクロックのアップ)

というわけで、あまりの不安定さに普段は75MHzで使っていた私ですが、 Mobile PC '97 10月号にもっと詳細が載りました(この改造記事は他機種も含め て強烈です)。 雑誌なので再入手しにくいかもしれませんが、web上でもここ (トップページか らのリンクにも有用な情報あり)に情報があります。

それによると前記の改造

ということで、他の組み合わせにも挑戦してみました。 改造前の仕様は

改造前

先の改造後は となっております。

まずはベースクロックup!! これは周辺デバイスも速くなるので、例えば 50MHz×2.0よりも、66MHz×1.5の方が速くなるはずです(って認識間違ってます?) 。つまり前者はLibretto 60で、それよかLibretto 50改造した方が速いよ、 ってことなんですけどね(笑)(もちろんLib 60も同様に改造できます)。 とりあえず

改造2

これを試みるためには、先の改造で電源ONの仕方によって1になったり0になった りする信号線をBF1につないでいたのですが、これをBF1とBF0両方につながなく てはいけません。

それより166MHzというのは(いうまでもなく)150MHzより不安定なわけですから、 これがダメなら

改造3

でいこうと決意していたのでした(このためには同信号線をBF0のみにつなぐ)。

さて改造が終わって、電源ボタンを長く押す……FreeBSDのboot時には、前述の ようにおよそのCPUクロックを測定するのですが……100MHzとしか出ないでは ありませんか。

このあと一度綺麗にダイオードを取り去って半田吸い取り線とかで掃除して みたのですが、結論からいいますと、どーも私、度重なる改造でBF0の パターンを、CPUのレジストの下あたりでちぎってしまった(かショートさせたか) みたいなんですね(爆笑)。したがって、改造2 & 3は試すことできずじまい でした。

ところがBF0とBF1 (結線しないと0)が接続されていないと1.5倍モードになる ので、結局

改造4

でいくことにしたのでした。これは(すでに1.5倍以外にできなくなってしまった という負け惜しみ(笑)だけではなく)電池の持ち、I/Oやカードの不安定さ、 この程度の発熱・消費電力なら普段使いにできること、などから、これ 固定で構わないかな、と思ったのでした。

一応、前述の『ディスク・メモリアクセスがあまりない計算シミュレーション』 は、改造前75MHzのきっちり1.33倍(150MHz時のきっちり0.67倍)になったのです が、なんかベースクロックアップってのは結構きいているみたいです。232Cとか カードも問題なく使えております。


ついでにLibretto 20も改造

これは友人のです。えーと、同Mobile PC誌に書いてあったので、ついでにちょ ちょいとやってみました(本当はりぶ蔵の液晶パネルの 検査するためにばらさせてもらったので、そのお礼)。

まずクロックアップ。これは前述のLib 50と同じ方法 で、25MHz (これをCPUで倍率: ×2.0の50MHzにしている)を33MHz(×2.0 = 66MHz)にします。ちょちょいのちょい。

次にライトバックキャッシュを効かせます。これはCPU(AMD Am486)の64ピンを VCCにあげます。先の太い半田ゴテしか手元になかったのが問題なだけで、 これもちょちょいのちょいでした(VCCは近所(100ピン付近)のパスコンC2 の95ピン側から取った)。

この他に、速いCPU(AMD Am5x86)を買ってきて換装し、クロックジェネレータを 取り替えて100MHzとかにして、さらにMagnaRAM 97 (これはWindows95の話。 メモリ内でデータを圧縮して見掛けのメモリ量を増やす)などでスワップを 減らし……とやりたかったのですが、これにはお金が掛かるのでやめ。 まあLib 20をばらさせてもらったお礼としてはこんなもんでしょ(笑)。


LCDが壊れた

なんか持ち歩いてぶつけたり落としたりしているせいで(笑)、LCDの左端が おかしくなってしまいました。どうなったかというと、100ドットくらい、 1ドットおきに正常→白→正常→……となって、画面の左1/6だけしましま のマスクをかけたみたいになってしまいました。

んでどこがおかしいか調べました。本体のばらしはお手の物。たぶんリブレット 分解組み立てコンテストってのがあったとすると、上位入賞は確実ですね、私 (笑)。本体側の接触でないことを確認したので、次は頭(LCDやリブポイント、 電源ボタン、LEDなどを納めた蓋の部分)。実は頭の部分の分解ははじめてだった ので、結構余計なところをこじってしまったのですが、正しい手順は

  1. 死にたくなければ(死にはしないと思うけど(笑))まず電源を切って、電 池も抜く。LCDのバックライトのEL管に高圧がかかっている(らしい)の で
  2. LCD両脇下部(左はTOSHIBAロゴの下、右はリブポイントの下)のシール を剥ぐ。よれよれにしたくなければカッターなどで丁寧に
  3. ネジ2個を外す
  4. 開くところからマイナスドライバなどでこじ開ける(笑)。手順としては 両脇→上、下の蝶番に挟まれた部分。要領は隙間からドライバを入れ、 前部(画面・リブポイント側)と後部(マウスボタン側)を留めている爪 の付近までスライドさせます。爪に阻まれてこれ以上進めなくなったら、 マイナスドライバを前部側に倒します(つまり後部側を広げて開ける感じ)
  5. LCDを外す場合は、LCDの4個所のネジだけでなく、左(東芝ロゴの上後) あたりにある『高電圧注意』と書いた基板のネジ1個も外します
この辺のこじ開け(本体側もそうだけど)は、Lib 50の方が、Lib 20よりケースが 薄くて弾力性がある(マグネシウム合金製なので)ので楽です。

で、今現在代替のLCD (シャープ製LQ61D133)が手に入っていないので、ばらした だけで組み立ててしまったのですが、Lib 20のと50のLCDは同じものです。 型番が同じなのを確認して交換してみて、結局不良個所はこのLCDモジュール内 だということがわかったのでした。

……どっかに壊れて動かないLibretto 20/30/50/60 (どれでもいい)、3万円 くらいで転がってないかな……。

余談ですが、人間の適応力って凄いもので、ついついウィンドウシステムで 左100ドットくらいに文字などがかからないように無意識にウィンドウをずらし て使ったりしているので、あまり支障なく感じてしまっているこの頃なのでした (笑)。


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