Wow:info:photo
出典: Tariki
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世界の写真環境
いろいろな国でフィルムやメディアを買ったり、現像したりプリントしたり、中古カメラを漁ったり、という情報。デジタルカメラの充電器などについては、電源関係のページも参照のこと。
セキュリティに関してはデジタルは問題ないので、フィルムカメラのオープンチェックを要求した場合の経験を書きますね。
台湾 (1999~2007・多数回)
デジタル関連
デジタルカメラ関連の消耗品等なら街のハイテクショッピングセンターが便利である。台湾で有名なのはNOVA(駅前留学ではない)というチェーン。大都市なら必ずあると思う(金門島にもあった)。
デジタルからのプリントは、中程度以上の街ならオーダキャッチャを備えた写真屋がある。撮った写真をすぐ現地のひとにあげたりするのに便利に使っている。
フィルムの入手・現像について
台北駅の南側(北門から南に延びる道)、開封街と博愛路には大きな写真街がある。看板がフィルムのパーフォレーションをかたどったものであるのですぐわかる(ちなみに写真と関係ない業種、ドトールなどもこの統一看板だから笑う)。
ここではフィルムの入手、現像などのサービスから中古カメラまでなんでも揃う(ただし特殊なフィルムは購入したことなし)。ちなみに中古カメラは金ぴかの記念モデルなど珍しいものを、ただサランラップで巻いたようにしてガラスケースに陳列している (この展示形態は勧告でも見たような気が)。湿度対策なんだろうが、日焼けとかしないんだろうか。
博愛路の漢口街の入り口のDPE屋(名前失念)は半分プロショップのようだ。信用できるのでいつも、帰国前に随時フィルムを現像に出し、X線被害の心配を減らしている (120の現像のみもやってくれる)。ちなみにここでプリントまでお願いしたら、やたら派手な色遣いに仕上がった。中華文化圏の色彩感覚なのか。台北の街の写真には妙にマッチするので、帰ってからそれを色基準に自分のプリントも焼いてみたという。ちなみに現像のみで80元くらいだったか、日本よりはかなり安いが、びっくりするほどではない。
スピード現像機はコニカがのしているようだが、撤退後どうなったんでしょうね。なおスピード現像機の常として、客数が少なそうなところは液が劣化しているのでやめたほうが吉だが、一般に台湾人はフィルムカメラをよく使うので、日本の2000年ころくらいには皆、写真を現像・プリントに出しているのではないか。
空港のセキュリティについて
フィルムを透明な袋に入れてオープンチェックを要求すると、国際線・国内線ともたいてい通る。ただし、桃園国際空港(国際線)ではオープンチェックを拒否されたことが一度だけあった (テロ以降、世界各国でオープンチェックを拒否された経験はこの一回のみである)。これはわけが分かっていない係員に当たったため外れだったのだと思う。台北はそれ以外に10回以上いっているが大抵通っているため。
なお手荷物検査には悪名高いScanvisionは導入されていないよう。
飛行機の撮影について
台湾の空港はかなりの率で、軍用と兼用である(日本の沖縄・千歳のようなもの)。このため飛行機の撮影は厳しく制限されている。
といっても実態はかなりゆるい(笑)。だいたい空港の写真からスパイできる事実なんていまどきあるんだろうか。
- 台北: 台北松山空港のRWY09(かな)エンド点から100mという絶好の位置で写真が撮れ、現地人がデートスポットに利用していたり屋台が出てにぎわっている(笑)。そこも警備兵がいたりするものの、写真を撮っていて何か言われたことはなかった。撮影を制限したら、むしろデート中のカップルから苦情が出るからでは。
- 緑島: 1000m級の滑走路にDHCが降り、滑走路と平行した道路との間には柵もなく、……という状況で何の撮影制限か(笑)。
- 金門: 国境付近で緊迫しているはず(?)の金門だが、ここはゆるかった。ごく普通(というか軍用機があまりない)。
- 花蓮: ここは厳しい。ボーディングブリッジに向かう途中カメラを構えようとして怒られた。外務省の安全対策基礎データにも特記してある (ということは台湾の他の軍港は、やはりずぶずぶということか?)。ちなみに現在の花蓮の配備戦闘機はF-16A/Bなので、たとえ戦闘機目当てであったとしてもここで撮らなくとも日本のあちこちで撮れるわけですが(笑)。とはいえ、軍用機が飛び立っている海岸付近(よく観光コースに入っていたりする)は絶好の撮影ポイントのはずなのだが、警備がいるわけでもなく、飛行機マニアにはたまらないポイントのはずだ。
写真館について
→恐怖の結婚写真として独立させました。
香港 (1996・2004・2007)
セキュリティについて
- (国際線)赤蝋角: 入出国したことはないのでよくわからない。実は乗り継ぎで行ったことはある。乗り継ぎでも手荷物検査はあるが、問題なくオープンチェックできたと思う。
- KCR駅: これは香港側・紅磡站(ほんはむ)というより中国側・広州東站の問題であるが、X線チェックがある(中国→香港でも香港→中国でもセキュリティチェックは広州東站)。ただしこれは密輸拳銃でも見つけるためかあまり厳しくなく(ナイフ持ち込んだってKCRジャックはできないだろうしなあ)、フィルムのことを申し出たら持って金属探知機くぐれ、といわれた。
中古カメラなど
- 浅水湾でコアな中古カメラ屋を発見した。eBayなどのsellerの状況からして、かなりよい中古屋があちこちにあると思われる。
中国 (2003・2007)
機材・感材など
通常のフィルムはまあ手に入る。
父(中国に中長期滞在多数)によると、中国での現像はやめたほうがいい、とのこと。疲労した現像液のように眠くなるからだと思うが、それまた中国の空気を反映していてよいかも(と思いつつやったことはない)。
デジタルものの消耗品は気をつけたほうがよいと思う。大都市なら規格物のメモリカードなどは買えるかもしれない。とんでもない田舎ではアルカリ電池の入手もままならないと思うので(ホテルを探して売店に行けばよい)。
空港のセキュリティについて
- (国際線)広州白雲: 国際線は、ややオープンチェックを渋られた。一本ずつ丁寧に検査。
- (国内線)広州白雲・昆明・迪慶シャングリラ: 問題なくオープンチェック。そもそもあまり厳しくない。
韓国 (2006)
空港のセキュリティについて
空港の撮影は厳しく禁止されている、という噂をきいていたが、空港外で空港建物を撮影するのなどは他国と同程度に問題なし (銃を持った兵士がうろうろしているのだが、その警備風景を撮れるのだから問題ないでしょう)。
- (国際線)仁川: 特に問題なくオープンチェック。
中古カメラなど
- 南大門の駅のそばに、かなりコアな中古カメラ屋があるのを発見した。
アメリカ
美術館など
- NY・ハーレムの教会では事前に写真を撮るなと注意された。礼拝の場だからまあ当たり前だが、ハーレムの日曜の礼拝は歌うわ踊るわの大騒ぎなんですけど(笑)。
空港のセキュリティについて
- (国際線)ハワイ・ホノルル: 特に問題なくオープンチェック。ワルソー条約の言いだしっぺの国ですからねえ。
イタリア (2004)
機材・感材・消耗品など
普通に町で売られているネガフィルムは2004年当時、フジとKodakのほかAGFAがよくみられた。ヨーロッパ特有なのでちょっと珍しかった。フジは『輸入品』だからして当然だが、フィルムは高い。
また観光地は世界一流なので、リチウムを含む電池、ポジフィルムなども豊富。カプリ島の売店などSD・CFカードまで売っていたのには笑った(ここも超一流のバカンス地)。
美術館など
驚くべきことに、たいていの美術館は撮影OKだ。別に驚く必要はないかもしれない。複製が出回ったからといってレオナルドの遺族の収入が減るとかいうこともないだろうし、そもそも美術館のような薄暗いところで綺麗に複製しようと思ったらかなりの設備(三脚、大きな明るい歪のないレンズ) がいる。絵が気に入ったのだったらきちんと撮った美術カタログや絵葉書の方がましに決まっている。写真の限界をよく知っている美術の国ならではかも知れない。名画の前で訪問の証拠たるスナップ(まあそれもバカみたいだが)を禁止して客の機嫌を損ねても、ということかもしれない。
もちろん三脚(床を傷つけるから)・フラッシュは使用禁止(これは絵の保存←影響ないでしょう というより、他の観客の集中を妨げないようにということだと思う)、音を出したりなどの迷惑行為は当然慎むべき。
やや変わったところでは、ローマ・ボルゲーゼ美術館はカメラ持ち込み禁止、どころか、一切の荷物を持ち込み禁止であった(財布やパスポートですら透明袋にいれ持ち歩くこと、という)。
空港のセキュリティについて
ナポリの空港で一度遭っただけだが、空港内は撮影禁止。家族のスナップを撮る程度で注意された。どちらかというと肖像権の問題(日本のデパートとか)なのか。
- (国際線)ローマ・フューミチオ: オープンチェックを渋られた。どうしてもというと、一本ずつ丁寧にていねい~に検査(40本以上をね)。
- (国内線)ナポリ: 問題なくオープンチェック。
人物など
訪れたのがバカンスシーズンだから外国人も多かっただろうが、一般的に撮らせて、というと気にしない。それどころか、撮って撮って、というのが短期間に複数回あったのでびっくりした。イタリア人気質なのか知らないが、冷静に考えると自分が見るチャンスがない写真(焼き増しして送れ、でもない)に写りたい、というのは、ある種の目立ちたがりなんでしょうかねえ。
船の中で船内風景をとろうとしていたら大学生らしい男の子の集団がぎゃーぎゃー騒ぎながら俺を撮れ、とうるさいし、ナポリのカフェを取ろうとしていたら『自慢の可愛い息子』を撮れ、というおやじが子供を座らせポーズを付け……(失礼ながらその小太りの男の子はあまり可愛くなかった)。
