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出典: Tariki

目次

宝物を探すコツ

この手のことはいっぱい書いたページがあると思うのですが、数読んでいればいまさらながら、ということに気づくこともあります。ですから私も私なりのヒントなどを書いておきます。


用意するもの

ライト

別にジオキャッシングしないとしても、都市生活者は毎日携帯できるところにライトを入れておきましょう(私は家の鍵につけている)。

仕事の帰りが早かったときにふと探したくなったりすることがあります。あたりはもう暗闇。ライトがないとふつーに考えて何もできません。ちなみに夜間探せるかどうか(入場時間がある場所など)はキャッシュのページに記述がありますし、中には(夜景がきれいな場所など)『夜お勧め』キャッシュなどというのもあります。

ちなみに昼間でも、キャッシュは何かの下とか陰にあることが多いので、ライトはまず必須です。

軍手

キャッシュがあるかどうかは手探りで探すということが多いので、これがないと手が汚れます。汚れるだけならよいのですが、寒くて乾燥した日など、穴に手を突っ込んで小傷だらけになることがあります。破傷風が怖いので(ちなみに破傷風の予防接種はしておいたほうがよいと思う。いやほんとに)、手袋があると便利です。ただし触感が損なわれてもなんなので、手術(家事)用の薄いゴム手袋などのほうがよいかも。

なお最近聞いた話ですが、沖縄では軍手でもダメだそうです。毒のある動植物が多いからでしょうか、革手袋必須ということです。しかし沖縄と同緯度の台湾で探した感じでは (まあ都市部が多かったせいもありますが)、あまりそういう印象は受けなかったなあ。

服装

襟付き・ネクタイは必須です。うそです。

ジオキャッシングは思いのほか汚れます。ひざをついてベンチの下を覗き込むとか、あり得ないくらい埃がたまった穴に腕を突っ込んで袖口真っ白とか、まあ散歩に出かけるような格好なら大体OKとは思いますが、スーツで出勤途中に探す、なんてのはやめたほうがよいかも。

いや私は出勤・退勤・昼休みに飯を食いに行くといってそのまま・用事があって出かけてそのまま、なんてパターンでも探すことがあるのですが、なにせ仕事の服装がそのへんの大学生とあまり変わらないものですから服装では困りません。それでも職場に戻って「あれ、コートの腕のところ真っ白ですよ」なんて指摘された日には(汗)。ログを読んでいると出退勤の経路で探されているつわものが結構いらっしゃるみたいなので、こういったところどうしてるんだろうと。

それから暑くても長袖・長ズボンは必須でしょう。虫さされやかぶれ、枝が突き刺さったり切ったり、などということもあります (それでなくてもジオキャッシャーの手は小傷が耐えません)。女性ならいろんな意味でスカートは論外だと思います。

あとまあ『散歩に行く格好』なら問題ないかもしれませんが、グリップが良い靴(できればスニーカー)というのは安全のためには履いていったほうがよいと思います。一度水の中に落ちそうになりましたし、藪の中とか急坂を探したことも二度三度。結論から言うと日本のキャッシャーの方々はジェントルなのか、あまり危険なところ、っていうか「ふぁいとぉ~いっぱーつ」的なところに置いたりはしないようですが(ってアメリカとかオーストラリアとかで探したことはないですが)、自分がそっちを探しちゃう可能性があると思ったら、それなりの対策はしていったほうが安全です。

ボールペン

入っていないコンテナが結構あります。持参は必須。『隠す』の項に書きましたが、忘れて死にそうになった(うそ)ことがあるので私のトラウマです。

なお水性だとログがにじむ場合があります。それなら鉛筆(シャープペンシル)の方がましです。ログブックは水が入らないように注意して設置してある場合が多いのですが、中には開けた時点でログブックがびちょびちょなんてのがありました。自分はもう二度と見ないかもしれませんが、せっかく訪れた記念をクロマトグラフィーにはしたくないですから。

デジカメ

キャッシュがある場所はよい景色の場所が多いので、単に記念撮影のためにもカメラは持っていったほうがよいです。

あとコンパクトデジカメは、探索・記録の用途に役立つことがあります。

  1. キャッシュを発見したら、発見場所の全体とかどう収納されているかをまず撮っておくとよいでしょう。後で隠し方がわからなくなったり、多数あるもののひとつに隠してあったりするとどれだったか分からなくなったりするので。ボケてるのかと言われそうですが、発見したら近くのゆっくりした場所にコンテナごと移動してログ→小物交換、などをすることが多いので、すぐ直後に見られる記録があると便利です。ラップトップPCの分解・組み立てと同じです(意味不明)。
  2. たまーに何かの裏側にないか、というのを、撮影して探すこともあります。そういう用途に使うには、一眼レフとか、まして200mmF2.8なんていうレンズは役に立ちません。

発見のために鏡を持参している方も多いようですが、どうせなら記録もできるデジカメは便利です(ただし暗所でピントが合わない機種、広角でないもの、液晶ディスプレイが炎天下で見づらいものはダメです)。

小物を撮ることが多いのでマクロが近いカメラは必須。夜間・物陰を撮るので内蔵フラッシュも必須。風景を収めるには広角もあるとよい。というわけで、私はRICOHのGR Digitalを愛用しています。

交換用の小物

キャッシュの中の小物を交換する場合、等価またはそれ以上のものと交換しましょう、とガイドラインにあります。ジオキャッシングを始めたばかりのころは、毎回(マイクロじゃない限り)欲しくもない小物であっても交換して、次のコンテナでもまた欲しくもない小物と交換したりしたり(笑)してましたが、もう数十も数百もみつけていると、特別小物交換をすることは楽しみのうちに入らなくなってきたりしますが、それでもコンテナの中に「ああこれ欲しいっ!!」(笑)というモノが入っていたりして自分が手ぶらだったりすると、往生することがあります。

小物は、やはり始めたばかりのころは、ダイソーが輝いて見えました。ジオキャッシャーなら常に必要な小物(LEDライトから電池・鏡)、ちょっとした実用品 (SDカードホルダ・ミニUSBケーブル・ヘッドホンジャック延長コードなんてのは実用的でしょう)、その他のおもちゃもガラクタ系(ビー玉や石)からカワイイ系(ストラップなど)まで、いろいろ揃っています。

だけどジオキャッシャーが考えることは大体同じで、キャッシュも数多く巡ると「ちっ。またダイソーの小物かよ」(笑) (←うそうそ、そんなこと思っても口に出しません) という体験をすることがあります。ですから一個あたりの値段は高くつくのですが観光地のご当地小物などは買い集めるようにする癖がつきました。

またジュースや菓子のおまけというのも、期間限定のものは (それが欲しかったひとにとっては) 価値があったりします。捨てずに取っておきましょう(笑)。

ちょっと良いものというのは海外の硬貨です。コインが珍しそうな国に行ったら、とにかく小銭は取っておいて持って帰るのがよいかもしれません (そうするとまた、帰国以降回った地域のコンテナにはもれなく珍しいコインが入っていることになったりしますが)。まあアジア系・ユーロ (ちなみに発行国別に裏面が違います)・アメリカなどのコインはうんざりするほどお目にかかっているのですが、例えば私がお目にかかったところでは、ユーロ実施前のヨーロッパ各国のコイン、エリザベス女王の肖像が入っている香港ドルのコインなんてのは、額面に関係なくありがたいものでした (……はい、交換しちゃいました)。ジンバブエドル (これは紙幣しかないか(笑)) なんて入っていたら交換しちゃいますよね。

その他

  • 磁石: ヒントがmagnetなんてときは、金属構造物が磁性 (鉄・一部ステン)・非磁性 (一部ステン・アルミ) のどちらか判別するために必要だったりします。 Androidのアプリ『metal detector』も便利です (私はこれらはどちらかというと自分のキャッシュを隠す場所を探すのに持ち歩いています)。
  • ティッシュ: 上記と関連して、砂っぽい・埃っぽいところを探すことがあるので、ウェットティッシュと普通のティッシュは用意しましょう。
  • 水分: まあペットボトルのお茶でOK。実は私は炎天下でキャッシュ探しをしたことはないのですが、炎天下で撮影したり散歩したりというのはずいぶんするので、経験上水分の補給には気をつけたほうがよいと断言します。
  • はんこ: 私は持っていませんが、ログをみるとはんこを押している方が見受けられます。これがあるからといって日付とか感想とかメッセージはボールペンがないと書けないわけですが、ペンがないという事態を最悪避ける(記念だけは残す)意味からは賢いかも。なおletterbox hybridタイプのキャッシュを訪れるときにははんこは必須なのですが、日本人なら認印とかでもいいかもね。
  • 紙: ログブックがいっぱいになっていることがたまにあります。そんなとき、追加の紙を入れといてあげる、というのは、自分以降のひとのためにもなります。中には追加のログシート (それも防水紙だったり) を持ち歩いていらっしゃる方もいるようです。
  • ジップロック(小、A7~A8くらいの小さなもの): 防水状態が悪いキャッシュのログを包んであげたり (最初はあったのかもしれませんが紛失したりしていることがあるようです)、プレゼントの小物を包んだり。ジップロックに入れる前には乾燥する余裕があるとベストです。中には常に濡れていてぞうきん臭くなっているジップロックがあったりするので、交換したりもします。
  • その他の道具: ビニールテープは補修にも使えます。ドライバー・ナイフはあれば何かと役に立ちます(当たり前)。ただしマイナスドライバーやナイフは小さくても、職務質問にあったときに冤罪をかぶられるネタにされます (軽犯罪法を適用して逮捕)。まあ概論として、状態の悪いキャッシュを補修してあげるつもりならば、キャッシュメンテの道具一式はあったほうがよい、ということになりますかね。

探す

コツ的なものは『陥りやすい罠』の項参照。

  • 公式ページはよく読みましょう。プリントアウトして持っていくのがベストですが、勤務後に突然ジオキャッシング、なんてときにAndroid・iPhoneなどだけで探すことがあります。そんなときほど、ページの隅から隅まで読むと、情報があることがあります。
    • 座標: 特に地形図 (Google Maps) に頼ってハントしていると、似たような隣の構造物 (電柱・ベンチ・柱など) を延々と探していることがあります。
    • タイトルにヒントが隠されていることも
    • 詳細はもちろん隅から隅まで読みましょう
    • ヒント: ヒントは最初から読んじゃう主義のひとと、ある程度探して分からなかったら読む主義があると思います。ジオキャッシングを純粋に楽しむなら、まずヒントを読まないのが楽しいかも。
    • 過去ログ・写真: 注意書きにあるようにこれはスポイラーになりえます。上手なジオキャッシャーなら、ある程度苦労したひとにはヒントになるような書き方をしていることがあるので、やはりヒントのあとくらいに読むのがよいかも。

見つけたら

取り出す・外す

裏側を覗き込んだらあった!! あるいは、穴に手を入れたらタッパーの感触が!! found!!

そんなとき、ちょっと待ってください。2つの注意があります。

  1. 周りを見回す: いまこの状況でコンテナを取り出したら誰かに見られませんか? 落ち着いてひとがいないのを確かめましょう (いるときはいるときで、カモフラージュのために靴ひもをほどくとかカバンを置くとかしましょう(笑))。
  2. 戻す位置を覚える: うそみたいな話ですが、たった5分後とかなのに戻す位置を忘れることがあります。ひとつには喜びで舞い上がっている、というのがあるんでしょうな。あと似たような場所が多い、コーナーのどっちサイドか分からなくなる、などなど。コンテナによっては上下左右間違えたらよくないこともあります (オーナーは考えぬいて設置しています。間違えるとそのキャッシュの寿命を縮めることにも)。私はまず、可能な限りデジカメで撮影して (物陰ならここの陰、というポイントの表側を記録)、それから出す・外すようにしています。

開封・ログの記録・密閉など

次に、たいていはキャッシュをポイントからちょっと外れた、人目のないところに持って行って開封・ログの記録・交換アイテムの交換・密閉すると思います。このときも、カメラなどでできる限り現状復帰できるように記録しておくとよいことがあります(後述するようにオンラインのログを書くときに思い出すネタにもなります)。

それから、ログを密閉(多くはジップロックなどで防水している)するとき、コンテナを閉めるときなども、そのキャッシュが長生きするように注意しましょう。よくやってしまうのは

  • ログを包んでいるジップロックを勢い余って破ってしまう: ジップロックは予備を持ち歩くと、いたんだジップロック袋を交換してあげるのにも役立ちます
  • ジップロックが良くしまっていない: ジップロックにログを入れた後、口 (ジッパー) の部分を折り曲げないと入らないことがあります。このとき閉めたつもりでもあいてしまうことがあります。折るのだったら折ったあとでもう一度密閉を確認。それからジップロック袋に空気が入ってしまうとコンテナが閉まらないことがあるので、ジッパーを8割閉めたら空気を追い出して、残りの部分を閉めるとよいです。
  • タッパーや名刺ケースが良くしまっていない: 中身のものの配列にもよりますが、膨らんだ状態で無理やり閉めるのはやめましょう。特に横向き・逆さ向きに取り付けられるコンテナの場合、蓋が開いてばらばら落ちてきたらそのキャッシュはダメになっちゃいます。タッパーはそれ自体で密閉 (主に水分が入らないよう) を確保しているものが多いので、水が入って中の物がぐちゃぐちゃになってしまうこともあります。

余談ですが、見つけたのは良いのだけどコンテナがからくりになっていて、開けるのに苦労したことがあります。私も開けるときにはできれば壊してほしくないな、と思うキャッシュを作ることがありますので (まあ壊れやすい・戻しにくいキャッシュを作るのも問題があるのだとは思いますが)、ムリはしないようにしましょう。よくよく見れば開け方などの注意書きがある場合もあります。

戻すとき

コンテナを戻すときも、人目に気をつけてください。上記のような『出す・外すときの注意』に気をつけていれば、戻すのは難しくないと思います。


マグル

ハリーポッターで『魔法を使えない一般人を(やや侮蔑の意味を込めて)マグル muggle という』んだそうです。そんな私はハリーポッターを観たことも読んだこともない(珍しいって言われますが、そんなもんですか?)。

ジオキャッシャーたちがGPSを使えない一般人をやや侮蔑しているかどうかは別として、宝探しをしているときうろうろしている一般人をマグルと呼びます。マグルは邪魔です。ではマグルはジオキャッシャーをどうみているのでしょうか。

人気のない公園でベンチの下を覗き込んでいたりするのは夜中などかなり不気味、というか『無差別テロ』とかが浸透してきた今日この頃は、不審という言葉がかなりぴったりだと思います(笑)。いや昼間でもベンチの下など用はないのが普通なのでかなり不審ですが、「あ、コンタクトを落として探しているんだな」と思ってくれるかもしれません。だから眼鏡をかけてジオキャッシングしているひとは、他人が近づいてきたらとりあえず眼鏡を外したほうがいいです(笑)。

私には、ひとに訊かれたり職務質問されたりしたら答えようと思っている答があります。「いやちょっと探し物を」というような答です。一般人の場合「手伝いましょうか」なんていってくれるような親切な人はきょうびそれほどいないと思いますが、警察官なんかだったらちゃんと説明すれば分かってくれると思うので、公式ページにあるジオキャッシング普及のパンフレットとかを携帯したほうがよいかもしれません (てかGPSレシーバやAndroidで当該キャッシュのページを見せただけでかなりふつーじゃない遊びをしていることは分かってもらえるはず)。

でもって私の青二才な経験でそういう事態があったかというと、これがまっったくないんですね。ほとんどのキャッシュは都市部で探していますが、都市の人間は変な行動をしている人間は見なかったふりをする習性が身についているようです。真面目な話し、この無関心さが刃物男に次々惨殺されたりする原因だと思うのですが。

最近は大胆さが身についてきて、かなりのひとがぞろぞろ歩いているところで堂々と『探し物』をするようになりましたが、大抵の人は私を透明人間として扱ってくれます(笑)。

特にカムフラージュに有効なのはカメラ (一眼レフがよい) です。観光地などではふつーにロケハン(撮影場所を探す)をしていたり建築物や記念碑を写真に収めているひとがよくいますので、キャッシュを1、2分探す→カメラを構えファインダを覗く→(繰り返す) で、ほとんど不審人物にはみえません (いや不審だけどふつーの不審さなので無視されます)。だけど女子高の隣がキャッシュポイントとかだったら逆効果なので鵜呑みにしないでください。

あと探索は堂々と行なっても、取り出すときと元に戻すときはとりあえずひとに見られないようにする (ひとの切れ間を見計らう、体で隠す、など) のは必須だと思います。特に怖いのは子どもマグルで、戻すところを見られたりすると立ち去った後にマグられるかもしれません。あ、マグルは日本語の場合動詞化していて、『マグる』のように使うと、『マグルがキャッシュを持ち去る・捨てる』意味に使われるようです。


ログをつける

基本的なつけ方

キャッシュハントから帰ってきたら、geocaching.comの公式ページでログをつけます。foundログをつけると、公式ページの自分のプロファイルの右側のロゴの数字が増えていきます。これが楽しくてやっているわけですが、実は私が最初にジオキャッシングを始めた時からの数個 (つまり2年分) くらいは、ログを付けなかったんですねー。もちろんキャッシュのdetailをみるためにはアカウントを作らないといけないので作ったのですが、なぜかログを付けるという概念が抜けていたという(笑)。だから最初の数個は、2年もたってから(大体の日付で)思い出して書きました。

まあそんなのは極端ですが、帰ってきてすぐに付けられないということもあります。忘却の彼方になってしまわないうちに付けましょう。大体自分の経験だと、一日に20くらい巡ってもう「あれこれでいくつめだっけー」なんて頭がぼーっとしてくるようなときでも、その日のうちにログを付けている分には「あんなところに隠しやがって畜生」という怒りだとか (うそうそ。うそですよ)、「あそこでいっぱい蚊に刺されたなあ」などという痒みとかが蘇ってきます(笑)。

なお細かい点はやはり忘れちゃっていることが多いので、私はデジカメで記録を必ず取るようにしています(前出)。自分の場合小物を交換したとか(それはまあどうでもよいですが)、trackableをどこから取ったかなんてのを忘れることがあるので、あとでログのネタになりそうなすべてのことは撮影しておきます。

だからログにはそういうことを書くとよいのです。実はジオキャッシングにはまりはじめたころ、とあるキャッシュを見つけたとき巻き込まれた災難(というか笑い話)を書きました。するとオーナーの方から「いやそれは大変でしたすみません」みたいなメールがやってきて (そのキャッシュに罪はないのですが)、それから日本のジオキャッシングコミュニティに徐々に知り合いも増え、ということがありました。だから逆にいまではキャッシュオーナーになって気になるログとかがあると、こまめに連絡を取るようにしていますし、そういうコミュニケーションが『基本ひとりでやる』はずのこのゲームのソサエティ性を高めているのだと思います。

しかしログを書いたり読んだりしていると、いくつか気になる点もあります。ちょっと書いてみます。

  • DNFもつける: これは私はいまでも、同じキャッシュがみつからなくて連続3日通って全部DNF、というときなんかには (実話)、2回目と3回目は付けるのをためらっちゃったりします。上に書いたように、foundでもDNFでもオーナーにはメールが飛びます。だからまあ、うっとおしいだろうなあ、と (というのはえふりこぎ(秋田弁 == 良いふりをする)であり、ほんとは「あのバカまだ見つけられないでやんのけっ」と思われるのが嫌だから(笑))。しかし基本的にDNFは、キャッシュがまぐられてなくなっているかもしれない、というベースとなる情報です。DNFが連続した場合はオーナーだけではなく、跡からキャッシュを訪れるひとも「あまり探してもムダかもしれない」という情報を得ることができるからです。だからDNFも恥ずかしがらずにつけましょう。
  • 「簡単でした」: 一般的にいって、ジオキャッシングは隠す方と探す方の勝負です。「お前の力はそんなものか」と言われたら、ちょっと腹が立つか悲しくなるに決まっています。見つけたひとが瞬殺だったか3分くらい探したかは、はっきり言って書かなければ分からないことですし、探査能力という点から言ったらさほど違いがあるとは思えません (「2時間も苦労しました」なんてのはオーナーとしてちょっと溜飲を下げることがありますから書いてあげても良いかも)。ってなこともここでわざわざ書くと、「ああしまったそうだったのかー」とか傷つくひとがいるんだろうから、こういうことを書く私もまあ五十歩百歩の無神経さですが(笑)。まあただ、オーナーとしては瞬殺だったとかいうことも正直に書いてもらうと隠し技術の向上にはなるだろうし(ダークサイドに転落するおそれもあり(笑))、瞬殺は瞬殺、2時間は2時間と書く主義ならば客観的で良いのかもしれません。
  • 見つからないからと言って怒る・マグられてるんじゃないかと疑う: 怒っているのかどうか分からないのですが、見つからないからといってアーカイブ申請を書いちゃったのをみたことがあります。これはもう、別コミュニティ(掲示板)でくそみそでしたねえ(笑)。「自分が見つからないからと言ってアーカイブかよ」、と (どちらかというとオーナーより周囲のひとのほうが燃え上がっていた)。マグられているんじゃないの? というのは、確固たる根拠があるときにはオーナーには非常に参考になる情報です。できれば写真を個人的に送ってあげるとかすれば、オーナーも判断のしようがあると思います。

基本的に、オーナーには敬意を持ってログを書きましょう。敬意っていうのも変なんですが、これは自分でキャッシュを隠してみれば分かります。どんなつまんねーところ (自分でそう思っているのです念のため) に、タッパーにぽん、でキャッシュを放り込んだとしても、そのキャッシュは可愛くて仕方がありません。『own caches』のところに(最終発見日順に並ぶのですが)もう1ヶ月も見つかっていないキャッシュがあったりすると「あああいつは元気かなあ」なんて様子を見に行って、水が入っていないか調べて汚れを落としてあげて、ログをぱらぱらめくって「うふ」なんて夕日の中で一人笑ったりして、それは変なひとですか? まあともかく精神的・肉体的・金銭的に苦労をして保持しているわけです。「つまんねーとこだったけど来てやったぜ。ほれ瞬殺。『良いキャッシュでしたTFTC』って書いとこ」という態度は、オーナーには伝わってしまうと思います。道道で起きたこと、キャッシュポイントにまつわる事柄、発見時にう○こを踏んだとか、なんでもいいから書きましょう。それが引いては自分の楽しい記憶のためになると思います。


Google Mapsの活用

実はGoogle Mapsがあると、GPSが要らない、なんて説があります。というか、GPSレシーバが木陰に入って誤差で使い物にならないときなど、Google Mapsの航空写真で確認 (Androidでオンラインの航空写真をみる) すると分かったりすることがあります。

でもさ、geocachingは『GPSを使ったゲーム』なんだから、一応GPSを持っていきましょうよ。それが美学ってもんでしょ(笑)。

実はGoogle Mapsは地図・航空写真とも、実際の緯度・経度から微妙にずれていたりするので注意が必要です。

  • 経験上、地図のほうがずれていることが多い。
  • あと道路ですが、地図は正確でも道路境界が実際と異なっていたり(実際に道路でないところが道路だったりその逆だったり、道路の一部が歩道になっていたり道路でないところが実は歩道だったり)します。
  • 現地で見比べてみれば緯度経度と地図・航空写真のどちらが一致しているか(両方一致しているか、どちらも一致していないか)分かると思います。ただし隠すほうも地図または航空写真のどちらかを参考にしていたりするので(爆笑)、どちらかとはぴったり合っていることが多いです。
  • 上記ですが、木陰でGPSが役に立たない場合、航空写真も木がもじゃもじゃで分からなかったりします。だがしかし。季節を早送りして想像すると、『夏にどういう木の形になっているか』で位置が特定できたり(航空写真が木で覆われている場合)、木の根元から長く伸びる影があったり(航空写真が枯葉の季節に撮られている場合)、結構役に立つことがあります。
  • 航空写真は細かいものまで写っていないこともありますが(しかし都市部ではベンチ一個が判別できたりする)、上にあるように『影が伸びている根元』で高い構造物(電柱・柱・枯れ木など)の位置が特定できたりすることもあります。

Google先生を使ったずる

これは美しくないことなのであまり言いたくないのですが、Google先生を使うとかなりのことが分かってしまいます。

どのキャッシュかは伏せますが、ある入り組んだクイズからなるマルチキャッシュがあり、現地に行かないと分からないようになっていました。ところが。

まず『事実』に基づく事象は、検索で解けてしまったりします。どの程度有名な事実かによりますが、年号なんかはWikipediaなんかにも掲載されていたりしますから、かなり分かってしまいますね。電話番号(そのものは出会ったことがありませんが)系のものも調べれば分かっちゃうでしょう。

次に『そこに置いてあるもの』を確認しないと解けない系ですが、なんとこれも誰かの日記に写真があったり(爆笑)して、自宅で分かってしまったことがありました。太い道路沿いの構造物であれば、street viewなんかでも構造や数や位置・色などが確認できることがあると思います。

こういうことはなるべくしない方が楽しいと思います。その反面、自分がキャッシュを隠す立場に鳴ったら、まず

Google先生は知っていないか

を確認したほうがよいと思います。絶対に現地に行かないと分からない情報、というのは、きょうびそれほどないものだったりします。


陥りやすい罠

ここは私の主観、というより私が弱くてハマった項目をまとめておきます。こういうのって書いてあるのを読んじゃうより体験しながら自分のデータベースに追加していくものだと思いますが (したがって「これを知っていれば早く探せる!!」的な重要なことは書きません(笑))。

思い込み

これはメンタルな話。『バカの壁』を読んだ方にはおわかりかと思いますが、人間見えているはずなのにみえていない、という場合は、思い込みが視野すら遮断していることがあるようです。

  • 思い込みをもつな: 『思い込み』というのは、『以前みた同様のパターンからここに隠すはずだから』『自分ならここに隠すはずだから』ということです。したがって、このパターンで見えなくなっているキャッシュが増えてきたのは、私自身の体験では100 foundを越えたあたりが一番ひどかったと思います。それ以上に経験が増えてくると『ここに隠すはずだから』の引き出しが多くなって、思い込んでいてもきちんと探せるということとか、捜索が長引いてくると「もしもし思い込んでいませんか?」と自分に問いかけてリセットする、ということができるようになってきて、思い込みにハマらなくなってきたように思います。なんてこんな抽象的なこと書いても何の役にも立ちませんけども(爆笑)。
  • 思い込んで探せ: 逆に、『キャッシュはここにあるはずだ』と思い込むと (本当にあった場合)、すっと見つかることもあります。思い込むことができるきっかけは (事前に見ずに現場ではじめて) ヒントをみた・ログをみた、天の声が、などといろいろあると思いますが。なぜこれですっと見つかるかというと、確証がない時点では可能性が多すぎて腰が引けちゃって、『あらゆる可能性』のうちの代表点しか捜索していない (・深く手を入れて探ってない・きちんと身を乗り出して見ていない・等)、という『やる気の なさをふっとばす』ために思い込みが役立っているからだと自分では分析しています。したがって、『思い込み』は上記のようにマイナスにも作用するわけですから、『思い込み』がなくても確証をもちながら・きちんと気を入れて捜索できるようになったら、この手の確証は要らないのだと思います (自分ではまだそういうレベルに達せていません)。

コンテナの属性を勘違い

テクニカルな話 (ただしメンタル面に関係あり)。いちばん簡単に確認できる (かつ確認していないと酷い目に遭う) のが、コンテナサイズではないでしょうか。マイクロだと思って探していたらスモールだったとか、それじゃ全然探す場所が違ってきます。

ほかにも磁石で着くとか植物に偽装していますとか、そういう記述がヒント・スポイラーに情報があると全然違います (ログでは遠まわしに言っていることもあるので注意して読むと分かります)。最強なのが写真で、「こういう形のものを探せ」と言われたら、結構人間素早く見つけたりするものです。

マグられ済みのコンテナを延々探す (マグられているだろうと思って早々と諦める)

文字通りのはなし。これ、マグられてるんじゃないの? という場合は、早々に諦めたほうがよい場合もあります。ヒントやスポイラーから明らかなのにそこにない場合、オーナーが明らかに隠し場所に凝ってはいないようなのにない場合、ログの経歴から……、などなど、どのポイントで『マグられている』と決め付けるかも経験が必要なのだとは思いますが。

ただしこれが癖になってしまうと、逆にマグられていると思って諦めていたら後でfound!! (私は一回DNFを出したキャッシュは、premium会員特典のbookmark機能に追加して誰かがログを書いたらメールが来るようにしています) ということもありますから難しいです。

季節・時刻 (環境)

テクニカルな話。オーナーがキャッシュを隠したとき (あるいは前回foundがあって「易しかったでーす」なんてログにあったり)と、探した時期は季節が違っているかもしれません。特に日本は四季がはっきりしているので、その分時計を進めたり戻したりして想像して探すことも必要だと思います。

想像力では済まないのが植物系。まず、冬は枯葉が最大の邪魔者です。夏に隠したコンテナで(特に地面付近)、冬になると難易度の☆が2つくらい増えちゃったりする場所があります。これは諦めて春になってから探す(爆笑)のが正解だと思います。

逆にすっきり枯れ枝の隙間にスマートに隠したつもりが、緑が生い茂っているとほとんど暗黒キャッシュじゃないのこれ!?というようなのもあります。季節ではないですが、時刻が関係しているものもあります。茂みの中などは朝夕よりトップライト (太陽が真上から)だと探しやすいこともあります。夜は大抵の場合探しにくいものですが、茂みの中の人工物がライトを反射する加減が違ったおかげで、昼なら見逃していただろうキャッシュを夜懐中電灯で見つけたこともあります。

あとは増水 (潮の満ち引き)で探せなくなったり、雪が降るとどうにもならなくなったり (そもそもそういう地域では、5分くらい同じ場所で立っているだけで辛い(笑))、というパターンもありました。

いずれのパターンも、オーナーさんには (織り込み済みでない限り) 別のシーズンにも訪れてみて欲しいものだ、とは思いますが (自分でキャッシュを置くときにはそういうことにも気をつけるようにしていますが)、知っているコンテナを探すのは簡単なので、意外に気づかないのかもしれません。また葉っぱが散ったら丸見えとか潮が満ちたら流されるとか、そういうコンテナの寿命はいずれにしても長くないと思うので、むしろマグられているキャッシュにハマる、というパターンに気をつけたほうがよいのかも。

このパターンでDNFを出したと思ったら、数カ月以上おいてとか、別の時刻に探しに来るようにしてみると、結構あっさりみつかることがあります。

高度差

テクニカルなようでいてメンタルでもある話。同一地点(またはGPS誤差範囲くらい)で複数の高度が存在するようなポイントはちょっとやっかいです。公式ページもGoogle先生も、複数レベルがある場合の高さまでは表示してくれません。

と、ここまでにしておきます(笑)。←いや私いまだにこれでハマることがあるんで。