Wow:gc:2010-6
出典: Tariki
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うれしいFTF賞
6月の頭には、asugeasさんのミステリー (パズル) キャッシュ『湘南発祥の地』で、FTF賞をいただいた。まあ私もFTFにそれほど執着があるわけではないが、無理なく近所にいける範囲であれば、あえて取りに行くこともある。『初物大好き』江戸っ子である(ちがうけど)。
ところがこのキャッシュ、5月にpublishされているのに、いっこうに誰も取る気配がない。湘南は大磯にあるというのも、首都圏のジオキャッシャーにはやや、不便なのかもしれない、と思った。なにしろパズルそのものは、ある晩がしゅがしゅ歯を磨きながら、んーと30秒くらい見つめ、歯を磨き終わる頃には解き終わった (オリジナリティあふれる面白いパズルであったし、ヒントというか凡例もよく考え抜かれていた)。そんな難しいわけがない、と思ったのである。
後日談であるが、別の方に「これまだ (2TFも取られていなかった) 誰も解けていないのだと思います」といわれたから、まあ観てぱっとわかった、というのは運が良かったのかもしれない。
ともかく、その後数日も経ってから、湘南に用事があるついでに平塚・二ノ宮も巡りつつ大磯のこのキャッシュのFTFをいただいた。
うれしかったのは、FTF賞が入っていたことだ。電子マネー500円分くらいであるが『一番乗り』なるデザインのカードである。その後もつい取り出してニヤニヤしたりして、使うのがもったいなくてしまってある(笑)。
思えば、FTFで何かをいただいた(通常の交換以外に)というのは、今回がはじめてなのである。狙っているわけではない、といっても、このときで10回目ちょっとくらいのFTFである。
じつは、最初のFTFを取ったときのことは強く印象にある。というと調べることができちゃうのでオーナーの方には失礼にあたるかもしれないが、正直言って「ふつーだ」と思った。それで覚えているのである。そのときのキャッシュはマイクロコンテナで、「FTFだ! FTFだ!!」とどきどきしながら開いても、まあふつうのfoundとあまり違いはない。他人の名前がないログシートで、『FTF』なんていう欄が用意されていて、そりゃ揚々と名前を書き込んだりしたわけであるが、帰りすがらすれ違う人も電車で乗り合わせる人も別に「まああのひとFTFよ」「すてき~」などとささやくわけもなかった(笑)。自分の中でのプライドというか、自己満足自分へのご褒美に近いものがあるなこりゃ、と思った。
そんなわけだったからFTF賞というのがうれしくて、オーナーさんにメールしてみた。返事が返ってきていわく「FTFというのは……特別な仕掛けであると考えています」。がーん、そうだったの?
ここで反省したのは、私は自分で置いたコンテナに明確なFTF賞というのを入れておいたことがないのである。初期の交換アイテムでさえ、コンテナを連続して置くときなどは、かかる経費のことを考えてちょっとケチってしまって、などということもある。マグられちゃったらもったいない、と思ったこともある。ちょっと良い目のものを入れておくこともあるが、所詮はお店で売っているものである(それも大概はダイソーだったりする(爆笑))。『FTF賞』と明記しておくのも押し付けがましいかな、と思ったりした、というのも一因である。
たとえば気が利いた(と思っている)文房具など、要らないというひとがいるだろう。それなりの値段もするものであっても数百円くらいがせいぜいである。よくお店でみかけるというものなら自分で買うこともできる。『FTF賞』などとシールを貼って入れておいたとしても、FTFのひとがそれを要らないと思ったらどうか。実際、用意した『FTF賞のつもり』のちょっと良いものも、FTFのひとによって「要らない」と判断され、その後のひとももっていかずに延々残っている、などということもあった。立場を逆にすると、要らないんだけどせっかくFTF賞って書いてあるのに持っていかないのも悪いし、などと余計な気をつかわせそうでもある。要は誕生日などプレゼントを選ぶときの難しさ、などと同じなのであるが、相手が不特定な分余計難しい。FTF賞と明示しておかずただの交換グッズだったら『要らなきゃ持っていかない』という気軽さがある。
そんなわけだから、Groundspeakのショップグッズにも『FTFコイン』などというものがある。綺麗だし、ふつーのお店では売っていない希少性がある (直販で買えない日本だとことさらである)。だがこれも値段がそれほど安くないので(上記のループに戻る)。また別にFTFコインでなくても、通常のtrackableも移動させることに悦びを感じているひとが多いようなので、集めておいて自分のキャッシュを発行するときにざらざら入れておく、というケースがあるようである。
他に、別に金目のものだとか金銭的価値があるとかではなくとも、綺麗なカードをFTF賞として入れておく、などというアイディアもみたことがある。これなら名刺ケース以上のコンテナなら入りそうだし、私でもできそうなものであるが(綺麗な写真などの在庫はいっぱいある)、不精なもので一点モノの制作物というのはなかなかつくらない (写真を撮りに行くひとがよく用意しているような自分の作品入り名刺でさえ、自分で作ったことがほとんどない)。
というわけで、後述6月のパズルキャッシュ5点も、FTF賞をなんにしようか、と考えているうちに、ついぞオリジナルグッズは作らずじまいになってしまった。ただしそれなりにキャッシュの由来に関連するものは入れておいたが、FTFの方が遠慮してもっていっていなかったようである (? FTF賞だとわからなかったかも)。
ここまで置いたキャッシュが20個、割とFTFのひとが苦労しているものも多い。いまからでもFTF賞を遡って発行したい気持ちにすらなる。もうちょっと工夫しないといかんなあ。
5つのミステリーキャッシュ
先月のミステリーツアー以来 (というか、アイディアはその前からあったし、準備もその前から始めていたものがある)、自分でもパズルキャッシュを置きたくなった。いや違う、置きたいキャッシュが全部パズルになった。
ほんとうは、修理しなければいけないキャッシュも(6月1日現在で)3つたまっている。この中にはのんびりと修理している (不遇のキャッシュ、『カーボン山』なんてあせってやってもよくないな、と思っている) のもあるが、訪れてくれたひとが目をギンギンにしている (? いないか)、BINGOキャッシュも修理を急がないといけない。稲毛道シリーズも今年いっぱいで24個と目標を決めたので、ほんとうは5月が終わった時点で10個置いていれば平均ペースなのだが、こちらもまだ8個とノルマ(笑)以下である。
ただ火が着いちゃってアイディアが現実化してきて、問題を考えて下見をしてコンテナを入手したりすると、もう止められなくなっちゃって修理そっちのけで新規キャッシュの製作に勤しんでいるが、まあこれは勘弁してもらおう。火を消してからでないと落ち着いて定常業務もできぬ。
5つのキャッシュであるが、今回は5つとも『都市型』コンテナな造りになっているのが特徴だろうか。タッパーに飽きて、次にフェイクに凝ってみたが自然物にも飽きてきた、という、私の中でのブームの変遷があるのが面白い(面白かねえよって?)。うち1つは公園に置くので自然フェイクもありなのであるが、今週1週間でコンテナ自体の材料購入・加工するためのアレとかコレとかを揃えて・仕上げを一挙にやってしまったので、そういう流れになってしまった。
内容であるが、ひとつ目は、もう構想5ヶ月にもなろうか、という、Earth, Wind & Fireキャッシュである。私の大好きなソウルグループの (そして私のコピーバンド活動の中でも特に気合を入れてやった思い入れもある) 名前にちなんだキャッシュであるが、要は京浜工業地帯から火・土・水・風に関連する4つの座標 (ただし計算に使うのは都合により3つ - バンドのE. W. & F. の名前もそうである) をゲットして、最終コンテナの座標を計算する、という趣旨である。
5ヶ月も、というのは、年のはじめくらいにすでにこのアイディアは考えついていた。しかしファイナルを『図形的に美しく』計算できる場所にしたい、と思っていたので、なかなか具体的に実行に移せなかったのである。今回ひょんなことからこのエリアを回る機会があったので (これまたRST! さんのミステリキャッシュだ、キャッシュはキャッシュを産む)、まあまあ良い場所を決定することができた。本当はファイナルが4つの示された座標の重心、とかそういう場所にしたかったのであるが、(1.3というマジックナンバーが出てきてしまったが) あまり『12345を足す』とか『0.4778倍した』とかじゃないのでよしとしたい。
つぎのひとつは、中国語キャッシュである。あまり詳しく書くとスポイラーになってしまうが、中華街近辺に設置することにした。コンテナも (ちょっと塗りの技術がまずいことに途中で気づいたので修正するかもしれない)、今回5つまとめて作った中ではいちばんのお気に入りである。問題に用いた孔子『論語』の一節から、遠方から来た友を迎えるキャッシュという趣旨にした。
非漢字圏のひとでも解けないといけないパズルにしないといけないわけだが、したがって漢字に依存した問題はダメである (このことは公式ページをみればわかるので、スポイラーでも何でもない)。うーん、ただし言語能力ってのはどうなんだろう。日本人や中華民族なら当たり前に読める漢字であっても欧米人にはわからん、というのは、『解くのに特殊な技能を必要とする』(難易度☆☆☆☆) に入れちゃえば出題OKなんだろうか。まあ今回の問題は、それでも中華民族には☆くらいなパズルであると思うが、日本人・その他の外国人には☆☆1/2くらいの問題だと思う (第二外国語で中国語を1年やっていれば (学習時間80時間・中国語検定4~5級程度) 解けるだろうし、うまいぐぐりかたをすればわかっちゃうだろうから難しくはない)。
このキャッシュの公式ページには、英・日に加えて中国語の説明も書いてみた。もちろん嫁の中国語力も借りたが、3ヶ国語で説明というのは世界で初めてかもしれない (いや、ヨーロッパにはもしかしたら5ヶ国語キャッシュページとかあるかもしれないな)。むしろ、台湾のキャッシュの説明でUnicode番号で漢字表記、というのはみたことがないから (大陸ならキャッシュが少ないし外国人設置が大半だろうからなおさらである)、もしかして中国語の説明自体が初だったりするかもしれない。こんなのを通じて、台湾も2か国語表記なページが増えれば、とも願っている。
残りの3つは、いってみれば私の本職に近い分野のパズルキャッシュである。名付けるならば『情報理論シリーズ』。情報理論の3つの目玉である、誤り訂正・データ圧縮・暗号に関するものである。どれも説明ページ、あるいはファイナルに辿りつければぼよよん、というオチが付いているのであるが (あまり詳しく書けない)、基本的にパズルとしてみれば硬派であると思う。
3つとも、どちらかというと発想力が必要な、ニコリのパズルの問題や入社試験のSPIの問題みたいなキャッシュに比べて、比較的学術的、というか、情報系の学部の授業にありそうな (そりゃあるだろう、情報理論・符号理論・暗号理論だもの)、教科書的な問題である。だいたい、ひとによっては0とか1をみただけで気絶しちゃうひともいるんだろうなあ。
だが、この手の問題は、私は学生時代に滅茶苦茶好きであった (いや好きだからそっちの道に進んだんであるが)。要は数学の何が楽しいのか、ということなのであるが、こういうことを通じて、ある種の数学はすごく楽しいんだよとか、はたまたコンピュータ技術というのはこういう基本要素技術によって支えられているんだよ、ということをちょっとでも知ってもらえれば嬉しい。
『誤り訂正』キャッシュは単純な教科書的な問題に加えて謎解きの要素もあってよくできたと自負しているが、『圧縮』キャッシュは (シリーズを揃えるために無理やり、ってのも災いしているが) どちらかというと力技的な解決が要求される。自分でも作っていていまいちかな、と思ってしまった。まあそういう単純作業で次々と解答があらわれてきたら面白いな、と思ってくださる向きもいるかな、とムシの良い期待をさせてもらう。
いま数えてみたら、5つのキャッシュで難易度の☆の合計が16にもなる(爆笑)。どれも先日の『音楽キャッシュ』と違って、知識的なものを揃えれば解ける問題ではあると思う。しかし許して (楽しんで) もらえるだろうか。先月のDemon999さんの『9ヶ月かかったキャッシュもあった』の言葉を胸に、公開してみることにする。
自分のマイレージ
マイレージジオコインを持ち歩くことにした。自分がどのくらいの距離を(ジオキャッシング上)移動したか、というもうひとつの遊びである。
こういう遊びがあることは、最近までしらなかった。4月の花見の時に初めてイベントというものに参加してみたら、外国人の参加者がこれをやっていたのである。要するに通常のトラベリングバグやジオコインなのであるが、放流するわけではなく、自分と共に移動させる。イベントなどのときには『見たよ』ログを他人に書いてもらってもよい。
ただしこれは実際は、自分自身でやるようである。花見のあとでそのことにも気づいたのであるが、私がオーナーをしているいくつかのキャッシュに、なぞのtrackable (TBとGCあわせて) が入ったり出たりしている。中には他のものが入らないはずのようなコンテナにまで出入している。
そのtrackableをみてみると、trackableのオーナー自身がキャッシュを訪れた(記録を書く)際に入れ(たことにし)、すぐに出す(出したことにする)。このtrackableの軌跡を公式ページで確認すると、ある種のログになっているし(まあそれだけなら他の方法でも見られるが)、Google Maps上に地図として表示することもできる。
今回、Groundspeak公式グッズをいろいろ購入して、あわせて本当に放流するつもりのTB等も買った。だから、上記の遊びを自分でやってみようと思ったわけである。だけどはじめからこの遊びをするつもりでtrackableを買ったわけではないので、ちょいと良い(いつでも持ち歩ける)ものが見当たらない。強いていうと、自分へのプレゼントで買った(しばらくは放流するつもりもない)100/250/500の記念コインがある。これはデザインも素敵だ。
だけど100や250のコインを使うのはいかがなものか、とも思った。現時点でちょうど250をちょっと越えたあたりであるから、これを持ち歩くことには問題はない。だが500になっても1000になっても250コインでマイレージ、なのだろうか。遡って記録(後述)する場合は、250以前も250コインをシンボルとするマイレージに記録して良いものだろうか。500のコインも先走って買ってしまったが、250の分際で500コインがマイレージってのも何だし。
結局、色使いの良さから100でもなく500でもなく250のコインを自分の一生のマイレージにすることに決めた。
次に、遡っての記録である。いまの時点となっては、最初のfoundから昨日のfoundまでこのコインを入れたり出したりというログは付けていないわけで、いまから追加するとしたら二百と数十の操作でこの記録を追加しないといけない。brightkiteできいてみた。
tarohs: trackable携行してマイレージ計算されている方にお尋ね。これっていつからはじめました? (1) trackableを入手したときに始めた (2) 遡って訪れたキャッシュに置いたり取ったりした (3) は じめたときからtrackable持ってた (4) やっぱり総理は管だ
答はやっぱり、(2)が多かった。中には(3)という方もいらっしゃった。んで(2)という方も、数十から遅くても200くらいではこの遊びを初めたらしかった。やはり300近くも出し入れするのはちょっとアレだなあ。
と、こんなコメントもあった。
後から入れる時は「Write note」に書き込んで入れるので、オーナーのところにもメールが飛びます。 たぶん迷惑がられたと思います。(^_^;
うーん、正直にいうと、あんまり大量に遡られるとオーナーとしてはウザイです。なにをいまさらと 思っちゃいます。
げげ(笑)。そりゃそーだよなー。
解説しよう。つまり新たなfoundのログのときに『入れて』を行なうためには、単純に (trackableが手元にある状態で) 選択してログを書けばよい。特段、trackable (ほんとうに放流されているtrackable) も含めて、オーナーその他のひとに特別に何かが入れられました、というシグナルは送られない。次に直後に『だして』を行なう。これはtrackableのログを追加する。これは行なわなくてもよさそうであるが、次のログを書くときに手元に戻っている状態でないといけないので、次のログを書く前には行なう必要がある。
ところが後から過去ログに追加するということになると、write noteというので意味のないnoteを追加する (ついでにマイレージだよ、と断り書きを入れればよいと思うが) ついでにtrackableを放りこむしかない。これはもちろん過去の日付も指定できるので問題はないのだが、そのときオーナーにメールが飛ぶ、というわけである。
まあ私はこんな質問をしたくらいだから、brightkiteユーザの日本のジオキャッシャーの方々には「ああtarohがはじめやがったよ~」とか思われてるだろうし、上記で(2)と答えた皆さんもお互い様である(笑)。だが私の作業は軽減されるわけではない。
そこで一計を案じて、過去ログのうち移動に影響しそうな重要なポイントだけに放り込むことにした。
いくつ記念とかイベントとか、ジオキャッシングを年に1つしかしていない年はそれとか、そういう意味で重要そうなのも代表として記録することにしたのだが、実はジオキャッシング熱が再燃してから、私は物理的に結構移動している。台湾に1回、沖縄に1回、秋田に2回、いずれもジオキャッシングを行き先でしている (ちなみに名古屋と福島というのもあるが、これは経由地なので距離的にはあまり影響がないかも)。
ということでこれをまず記録してみると、なんと移動距離は1万1千kmにも達することがわかった。地球1/4周、アメリカくらいまで? 結構移動している。
さらに複数の移動があった日をひとまとめにして徐々に記録に追加してみることにした。すると、細かく動いているのも結構距離的には影響している、ということが分かる。
これは、頭の中で図形を描いて、まあまあ移動距離に影響しそうなポイントだけを記録していくことにした。例えば (横浜で前の日にジオキャッシングをし)、次の日は渋谷から新宿に行って東京に行って帰り (翌日は横浜で)、という記録があったとしよう。そうすると渋谷は横浜と新宿の中間くらいになるのであまり距離には影響しない。この場合は新宿と東京を記録してしまえば、ほぼ全部の点を記録した場合の移動距離とあまり食い違わないはずである。また、上で『日をひとまとめ』とは書いたが、これは一日ジオキャッシングするときなどはほぼ同じ地域を動き回っているはずで、例えば前の日にみなとみらい、当日は横浜、次の日は港北、などとジオキャッシングしているのであれば、『当日』のポイントは残す必要がない。
まあこの作業は継続していまも行なっているのだが、どうも過去ログをいじりはじめると距離計算に狂いが生じてくる場合があるようだ。trackableの移動距離は表示するたびに計算しているわけではないようで、だから明示的に再計算させるためのボタンがtrackableページにもあるのだが、その際に記録に整合性がなかったり後から書き換えていると、距離の計算をすっとばすポイントがあるようだ。これはそういうポイントを見つけたら再度記録を入れなおしたり(オーナーには2倍迷惑)、日付をずらしてみたりしたが、どうもうまくない。そのうち改善されるだろう、と思って放っておくことにした。
そのほかこれは通常のログをつけていても思うことだが、公式ページでの時刻の最小単位は『日』であるため、同日に訪れた記録というのは順番に放り込まないと順番が狂ってしまう。まあfoundとかのログなら表示順が狂うだけだが、trackableでは距離計算に影響してくる。時刻とまではいかないが、その日の何番目の記録にするかの指定くらいさせてくれてもよいと思う。
さてこの遊びだが、これで表示される距離にどういう意味があるか、というと微妙である。まず当たり前だが、キャッシュハントとハントの間には自宅に帰っているはずで (遠距離の場合は宿泊先であろうが)、これが『ジオキャッシングのために移動した距離』に計算されないのはちょっとどうなんだろうか。実際どこかにお出かけしてハント、という休日の多くの部分は、自宅→最初のポイントとか、最後のポイント→自宅の移動時間で費やされる。はるばるうち(横浜)から埼玉や千葉まで出かけていって2日連続でハントしても、翌日の最初のポイントが前日の最後のポイントから200mしか離れていなければ、この間の移動距離は200mである。
まあこれについては、自宅にコンテナ、というわけにはいかないだろうから、自宅すぐそばにキャッシュを設置して(実際私はうちから200mちょっとのところにある)、そこに出し入れすれば、距離を増やすのは自由であるが、あまりやっても意味がないと思う。ちなみに余談になるが、私はほんもの(笑)のTBを秋田に持ってはいったが入れられるコンテナがなかった(見つけられなかった)ために持って帰ってきたとき、この往復1000kmをこのTBの実際の移動距離として加えてあげるために、こういったバーチャルな出し入れの操作というのはしてあげたことがある (だから上記のようなTBの出し入れ操作はまあまあ慣れていた)。
さらに移動距離というのは直線ではない(笑)。電車であれば楽だし、徒歩や自転車は自分の足を使って道なりに移動している努力が反映されてほしい。
以上のことはさて置いても現実的に、DNFをどう扱うか。あくまでもこれはtrackableを入れた・出したという記録なので、見つかってもいないコンテナに入れるのはおかしい。だが見つけるためにその付近まで行ったことは確実なので、記録してもよいのか、悪いのか。あと (ひとつ実際にあったのだが) ミステリーキャッシュでイニシャルポイントとファイナルの位置が激しく異なっているものがある。通常これは1マイル以内程度ということになっているが、そのキャッシュは『飛行機での移動を扱ったパズル』で、数キロ以上ずれている。これがイニシャルの位置で記録される、というのもちょっとアレである。
なおイベントキャッシュは上記のようにもちろん、バーチャルやマイクロであってもtrackableは『入れられる』(この遊びのためにそうなっているのかもしれない)。またすでにアーカイブされたキャッシュであっても、trackableを出したり入れたりのログは追加できる (だから過去に遡るマイレージを追加するのにも困らない)。。
今日も250記念コインと一緒にハントをし、記録をつけた。まあ上記のようなことはさておいて、今後移動距離が増えていくのは、やっぱり楽しみだなあ。
ジオキャッシングのトラウマ
6月は梅雨時だというので(といっても入梅は遅いし、ハント出来ないような雨が振っている日は仕事だし)、淡々と取れるキャッシュを取ってこなしている。なんとなく200ちょっとを過ぎたあたりである種のものが見えてくるようになって(どなたかに『開眼』といわれた)、過去のDNFを回っていても見つかることがある。楽しい。
さてそんな中で、331番目のfoundにもなってふと最初のキャッシュを見つけた瞬間をありありと思い出した。どうやら自分で封印していた記憶のようなのである。
331番目というのは、港北ニュータウンの寂れた公園(いや違うか。公園のその部分が寂れていたのである)にある、割と年季の入ったキャッシュである。そのキャッシュのポイントはプールサイドにあるので、もしかしたら夏には階段などを使って楽に近づけるのかもしれないが(したがって草ぼうぼうに見えたのは昨年の秋以来の放置であるだけかもしれないが)、とにかく私はGPSを使って、公園程度の丘であればダイレクトショートカットをするのが普通である。そのキャッシュも藪を漕ぎ林を抜け、ポイントに到達した。
と視界が開けたところに建造物があった。そのとき、白昼で晴天だというのに、得もいえぬ恐怖感というか悲しさというか、寂しさに襲われたのである。なんだろう。この感覚は。
そうだ。確か最初のキャッシュを取ったときに似ているのだ。最初ではなかったかもしれないが、とにかく最初の頃であった。みなとみらいの臨港パークという公園で、丘を抜け藪を漕ぎ同じようにポイントの裏側に到達したのだった。やはり晴天の白昼のことである。そこにあったのは何かの空調設備の小屋の脇の、石造りの土手みたいなものであったと思うが、その石塀の上に綺麗な鳥の白骨が並んでいたのだった。
おそらくそれが猫の死骸などだったら、単純に嫌な思いをしたと思う。いや、鳥の死骸だって、そこに白骨があるということは数ヶ月も前には腐乱死体だったに違いない。それが肉は虫に食われ、毛は風に飛ばされ、とにかく綺麗に(といっても風雨はあるから若干、乱れてはいたが)一羽分の『骨模型・鳥類』のように並んでいたのである。美しかった。それと同時に怖くて悲しかった。
最初の頃に数個のキャッシュを見つけて、それからほとんどハンティングらしいハンティングをせず2年以上も放置して、そこから楽しくGBの道にハマり掛けていた。2年以上経ってなぜ再開したのかは「Androidを買ったから」と答えることができるが、なぜ最初の頃に数個だけ見つけて放置したのかというと、無意識下にこの最初のキャッシュハンティングの恐怖というか寂しさが刻み込まれたからかもしれない。ともかく、最初のキャッシュを見つけたとき(その数秒前のことであるが)の記憶など、綺麗さっぱりなくなっていたのが、ふと蘇ったのである。
トラウマといっても穴に手を入れたら蛇やさそりに噛み付かれたとか (コンテナと間違ってウシガエルを引きずり出してしまったのはこないだあったが(笑))、人間の死体を発見しちゃって大騒ぎ、などという激しいトラウマとはちょっと異なるわけであるが、やはり300もキャッシュを探しているといろいろと想定外のものを見つけてしまうことがある。この分だと本当に人間の死体を発見してしまって、しばらく(10年とか)ジオキャッシング恐怖症にでもなる日が来るのではないか、とかちょっとだけ思う。
