Tech:ser:intro

出典: Tariki

目次

おうちサーバの変遷

自宅でFreeBSDマシンで自分用サーバを建てるはなし。

主に自分ドメインのメールサーバ・webサーバと、NATにより家庭内にインターネット環境をもたらすサーバのはなしである。

管理・機種選定のポイント

温度に注意

まず24時間365日運転するわけだから、放熱が問題である。特に夏場。仕事のためであれば、電気代をがんがんかけてエアコンを運転することもできようが(まあうちもリフォームに際してはエアコンをわざわざ増設したが)、結局個人使用の小規模サーバであれば

  • 放熱をよくする(当たり前)
    →熱に弱いHDDはCPUと違う箱に追い出す
    →ACアダプタで動くPC最強

という結論に至った。

もちろん電気代も安く上がってらっきー。

プロバイダの乗り換えとドメイン名

歴代、専用線プロバイダは、『安いこと』(笑)を基準にしてきた。

いまではふつーになってしまった高速回線(DSL・光)の提供と固定IP addressが取れるか、中でいろいろなサービスを動かせるか(特に最近ではSMTPサーバ25番問題)、正引きでドメイン名を与えてかまわないか、逆引きの提供(できなくてもあまり問題はない)、などが選定の基準になる。

プロバイダが条件に合わないとか有利な条件がほかにあると思ったら即、換えるようにしているが (なんとお客様である私に社会人にあり得ない失礼な言動を浴びせたDQNプロバイダ (たぶん担当がオタクだったのだろう) もいた。横浜のある電子メーカが本業ついでに運用しているようなローカルプロバイダであったが)、その場合一貫性を持たせるのに必要なのがドメイン名の独自取得と、一生涯にわたって保持し続ける覚悟であろう。まあ実際にはほかに、プロバイダを乗り換えるときにサービスの切れ目ができないようにという工夫が必要である。まれな事態ではあるが、引越しをしたときには (一緒にプロバイダも乗り換えた。NTTのDSLの契約はひとつだったので) 旧家と新家でサービスが途切れる時間が短いように、とか工夫もした。

現在使っているプロバイダはそれほど安くない上に、SMTP25番問題が生じているため、そろそろ乗り換えようと思っている。

落ちたときの対策

最初、私は割と複数マシンに機能を分散していた。その後一台のマシンにすべてを集中するようになって、落ちたときに全機能(外→内のサービスだけではなく、内→外のインターネットアクセスも)が止まるのは不都合があると感じた。また消費電力が極端に少ない『サーバにも使えるマシン』が登場すると、機能分散や監視サーバというのも現実的になる。

そのほか職場のサーバにセカンダリを任せたりといった、いわゆる二重化・分散化も試みたが、セキュリティの関係でこれはいまはやめている。

メインテナンスの自動化

これはおうちサーバでの経験が仕事でも役立っている。要するに、異常があったとき自動復旧したり通知したりというメインテナンスフリー性、および何らかの更新を行なうときに作業が手軽にできるという管理の自動化である。

歴史

この項は思い出しながら書いている。まあハードウェアが壊れたからただ挿げ替えた、というのは代替わりのうちに入れていない。

はじめて専用線を引いてみたころ(1995年ころ?)

当初は通常のミニタワーケースに組んだPCを利用していた。

たしかプロバイダは8個の固定IP addressをくれたので、自宅の全コンピュータをグローバルで使っていた覚えがある(確かそれで月一万円くらい)。

その後1個の固定IP addressの安いプロバイダに乗り換えたため、NATを組んだと思う。途中ミニタワーが2台動いていた覚えがある(確か一台がNAT専用で、もう一台がサーバ専用)。電気代はすごかったと思う。

ミニタワーだからといって特別、後の時代より熱に強かったわけでもないと記憶している。つまりHDDが(平均すると2年に1度くらい)とぶわけであるが、ミニタワーの空間の広さで放熱が有利になるわけでもない(と後から思った)。

その後はNATといわゆるサーバ機能を1台のPCに集約し、いろいろなサーバプログラムを動かして遊んでいた。たとえばPICマイコンでTCP/IP接続の温度計測ステーションを作り(4chくらいあったので、外気温・室内気温・PC筺体内・HDD表面を計っていた)、MRTGでグラフ化していた。だからこの時代の年気温グラフなどが残っている(笑)。ほかにこの時代、はじめて夏休みに3週間とか家を空けてみたことがあるが、そのとき飼っていたペット(両生類なので管理は楽だが)の監視のためにwebcamを運用してみた覚えがある (なお餌やりはタイマーで自動)。

キューブPCでポン(2000年ころ?)

キューブ型のベアボーンが出たときは、「これだ」と思った。つまり省スペースになる。ただし使えるPCというのは制約がある程度ある。