Tech:android:apps:im
出典: Tariki
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各国語IM
と、これを書いた当日(2009. 12)、GoogleからPC用のGoogle日本語入力が出た。なんか妙な因縁を感じた。早速開発チームへの要望掲示板に「クラウド辞書にしろー」と書いておいた(下記谷歌IM参照)。
HTC Touch Input (1.5) (欧文)
これは英語版の単なるソフトキーボード。予測変換(自動修正)がついている。
1.6 (から移植した)の新Touch Inputは、いまでも1.5ベースのROMでメインで使っている(2009.12月現在)が、予測変換はどうもネイティブのひとに評判が悪い(笑)。移植版のROMでは『予測変換は切ったからね』などと書かれている。私みたいにスペルミスが多発する非ネイティブだとありがたさも半々なのだが、辞書にない単語、つまり略語とか日本人の名前のローマ字読みとかだと、確定するのを忘れて次にいく (スペース) と勝手に修正されてしまう。ソフトキーボードの配列上近い単語に修正されるインテリジェントぶりなのだが、ドメイン名など入力した覚えがない (しかも似ても似つかない) 単語に変わっている(笑)。
HTC Touch Input Chinese(1.5) (中国語繁体字)
これはTouch Inputに中文入力が付いたもの。買ってから台湾旅行中は主にこれを使っていた。日本語入力はMarketから別のもの(Simeji)をインストールしていたのだが、やはり台湾での地図検索の地名など、中国語入力ができないと不便だったからである。
といっても入力方式は、bpmf(台湾・香港でメインの注音入力)・手書き・倉頡しかない。手書きは書き順が怪しい(※ 日本語の漢字とは形が異なるし形が似ていても筆順も違う場合があります。かなり許容するみたいだけど) 上にそもそも漢字書けなくなっているし(泣)。倉頡は実用性が疑問なので覚えていない。私の中国語はそもそも大陸の拼音 (pinyin・アルファベットのみ使う)で勉強したので、これでは入力できません(pinyin IMは発見したが後述の理由で使えず)。
そこで、前からできるようになったらかっこいいと思っていたbpmf入力を学習することにしたのでした。bpmfは漢字のパーツみたいなものが発音記号になっていて、まあ拼音とは一対多対応する関係になっている。正しい中国語の音を知らないと変換できないので、勉強にもなる。
台湾・香港のひとのふつーの携帯(ガラケー)にもbpmfは刻印してあるが、bpmfは30以上あるので、テンキーに割り当てると1キーにつき数文字になってしまう (bpmfが1、dtnが2、というように)。英語のテンキー入力も同じ (ABCが1、DEFが2、というアレ) だが、インテリジェントに単語を絞込検索してくれる。日本のあいうえおをカチカチ入力するの違って速い (まあ日本語でも最近あるみたいだが)。
まあでもこれで中国語の勉強になったかというと微妙ですな(笑)。四声は正しく入力しないといけないので四声に弱い私にはその点はよかったのだが、発音がいい加減なおじさんとかに配慮(台湾国語というある種の訛り)して、例えば拼音の『s』と『sh』は同一として候補表示しちゃうし、予測・学習変換しまくりで皆まで入力しなくても候補が出てくるし。
simeji (日本語)
Marketでみつけたフリーの日本語IM。フリック入力ができるので、前から使ってみたかったからインストールしました。
いやフリック入力はいいですな。あいうえおで同じキーをカチカチ入力するのが流行っているが、何でだろう。まだポケベル入力(行と列の2アクションで入力)のほうが速いのに、わざわざ遅くてキーが傷みそうな入力方式を使うのが信じられない。フリック入力は慣れないとときどき間違うし(まだ文字によってときどき間違うが)ハードウェアキーボードでは使えませんが、最速です。もちろんキーが多いほうが速いに決まっているが、ソフトキーボードだとキーが多い == 面積が減少 == 誤入力が多くなるわけで、もしかしたら面積が狭いタッチパネル上では最適な方式かもしれません。
simejiのはなしですが、結局変換部が賢いWnnにその座を譲って、いまでは使っていません。
谷歌 (Google) 拼音IM (中文簡体字)
これはGoogle謹製。拼音入力できるのはよいのだが、簡体字にしか変換されないので、台湾(香港)で使うにはいまいちです。
特筆すべきは、学習した辞書をクラウドで持っていること(爆)。まあときどき同期を取っているということでしょうか。したがって複数のandroidで使っても登録や優先順位は同期されるし、ふっとんだ後でもROM入れ替えても育てた辞書は失われないし。結構辞書というのは、ものを書いて食っている仕事では重要なので、すべてのIMにこの機能が付いて欲しいと思っている次第です。
ところでIMと入力できる文字種をみていると、HTCとGoogleの力関係というかビジネス展開の視野がみえてくる。HTCのChinese IMは簡体字も認識・入力できる (手書きに限られると思う。大陸人はbpmf入力できないし、倉頡は使っているのか分からない)。簡体字と繁体字を両方認識して入力が繁体字のみ、という設定がいちばん使いやすいんですが。HTCは大陸でも端末を売らなければいけないので当然です(従来機もそうだと思う)。ところがGoogleのは(大陸人が開発したのか)はなからpinyin入力で繁体字を出そう、という発想がない。
と文句を垂れましたが、簡体字しか知らないひとが繁体字のIMを作ると結構、悲惨なことになる。簡体字と繁体字は一対一の対応関係にないからだ (多対一でアサインされている)。このため、以前日本製の中国語IM (Windows 95だったと思う)を使ったとき、とてもまずいことが起きた。辞書が簡体字で作られていたのである。どうなるかというと、一応繁体字入力を選んでおくと、簡体字(日本語も)の『発』は繁体字『發』と変換されるのだが、繁体字『髪』も同じ簡体字『発』にアサインされているため、例えば『頭髪』が『頭發』になってしまう(笑)。まあそんなのよりは全部正しい簡体字に変換してくれたほうがいっそ諦めもつきますけどね。
HTC Touch Input (1.6) (欧文)
これはHero ROMからのバック移植。帰国してから主に使っている。
後述のフリックWnnも英文入力はできるのになぜこれが必要かというと、ひとえにターミナルエミュレータ系で日本語入力系のIMの英文入力機能が使えない(反応しない)ことにある (ちなみにConnectBotを使っているが、他のターミナルでも同様らしい)。androidのJava classが用意してくれた、いわゆる小さな四角い枠内は日本語入力IMで英数記号を入力しても入力できるのだが、仕様違反なのか全画面ターミナル状態には入力ができない。
これは純正と非純正の違いなのか分からんけど、ターミナルに入力ができるのは1.5・1.5中文・1.6で、それ以外の日本語IMは全滅だった。
1.6 Touch Inputのはなしに戻すが、1.5→1.6で進化したいちばん便利な点は、シフトを伴うキー入力は長押しで候補が出てきて、スライドさせるとそのまま入力できること。1.5まではスライドは入力ミスのときに修正するだけにしか使っていなかった。
といっても(またターミナルの話に戻るが)、ターミナルではなぜかスライドさせるとスライド前の文字とスライド後の文字と2つ入力されてしまう (Java class枠内での一文字消去はBS文字などを送っているわけではないからということが推測できる)。ディレクトリ区切り文字の『/』など頻繁に英文字と混在入力させるので、結局一文字ずつモード切替するのが面倒です。
フリックWnn (日本語)
Wnnの賢さは現在日本一だと思う。オムロンというのはすごい財産を持っている会社だ。それにフリック入力が組み合わさったので、これによってandroidは日本一日本語が入力しやすい(笑)携帯端末になってしまった。
あと特筆すべきはsocial IME。オンライン接続時に限られるが、サーバが候補を送ってきて、選んだ候補を送り返す(入力文自体はサーバに秘密ということになっている)ため、流行語などでも社会的によく使われる候補が上位に出てくる。という存在自体は知っていたが、やはり自分で使ってみると笑ってしまう。
英単語の先頭が大文字になってしまうおかしな仕様(ドイツ人向けか?)とか顔文字が候補に出てくるとか変な機能はありますが、カスタマイズもで切ることができるので、非常に使いやすくモディファイできる。まあ難点は、英語をタイプするとき一回限りシフトではなくシフトロックになってしまうことくらいかな(このへん、使いもしないCAPSキーをよく使うCTRLキーに割り当てるとかせずに我慢して使っている日本人くさい)。HTC Touch Inputみたいに、2度押しでCAPSロックになる、とかいう仕様なら使いやすくなると思います。
