Avi:fs:airplanes
出典: Tariki
機体レビュー
飛んだ感想をどこかに書いておかないと忘れるくらい、いろいろな機体で飛ぶようになった。機体の空力モデルも正確になって真面目に論じたら実機のことを論じているのに近くなったし、逆にいろいろな作者がいろいろな機体を作るので、出来不出来などもある。自分メモのつもり。
それにしてもFSって何て便利で安上がりな趣味なんだろうか。実機でこれだけの種類を飛ばせるひとは史上あまりいなかったと思うし(航空機会社のテストPくらい?)、FS用の機体データの大半はフリーだ。有料のがあったとしても(私はいまだかつて付属の機体目的でシーナリなどを買ったことがない)、数千円で飛行機が買えるのだから。といつも妻に言い訳しながら飛んでいる(笑)。
Gates Learjet series (98/2000/2002/2004/X)
これは別にページを設けた。愛機。
Cessna 172/182 series (??-2004)
いわゆる『セスナ』である。小型単発プロペラ機である。
『セスナ』が小型単発プロペラ機を指す言葉になったのは、いってみればコンピュータのOSというとWindows(系)、MP3プレーヤというとiPod、みたいに、ある括りのものを指すのに『他に選択肢が何十もあるのに何もしらない・興味がないひとは有名製品の製品名で言う』現象である。逆にセスナ社の製品というとビジネスジェットもあるのに、セスナというと小型単発プロペラ機である(笑)。まあそのくらい印象操作戦略に成功しているということだろうが、実際小型機市場では成功しているのだろう。
そんなわけだから、S182などはあまり好きではないがFSでは必ず代表的な状況はS172/S182で飛ぶようにしている。なぜなら、将来私が実機の操縦桿を握る可能性があるとしたら、絶対にS172/S182であるはずだからだ。B777とかB747とかの旅客機は(本当に『操縦桿を握るだけ』なら可能性はなくはないが(笑))間違っても飛ばすチャンスはないだろうし、Learjetなど旅客機に比べたらはるかに可能性はあるとはいえ、セスナに比べたら0に近い。したがって、失速速度110ktなんていう世界で慣れてしまうと、シミュレータなんぞしないほうがましに操縦できる事態になりかねない。体が動かない老人になって、まあまあいつまでも若者と張り合うつもりなんですからこのヒトは、という感じであろう(意味が分からん)。
そんなセスナでも、操縦しているうちに愛着がわいてくる。特にFS2004になってからある程度空力モデルとかしっかりしはじめたためだろう、非常に勉強になる。エンジンをふかすと機体がロールしたり離陸経路がよれはじめるし、失速やスピン、それらからの回復だとか、アドバースヨー・Pファクタといった『教科書的』なことも体感できるようになった。
ただねー、そうは書いてもプロペラ小型単発って簡単なんすよ(笑)。判断とか修正する時間がジェットの約2倍あるからね。したがって、どんな状況でも・安定して・必ず・ベストの状態で 離陸・操縦・着陸するように心がけている。
あと新しいシーナリやオブジェクトを導入したときの遊覧飛行は、S172に限りますな (ジェットでないといけない状況ではやはり慣れでlj45かT-4なんて選んでしまうが)。こういうときはS182よりS172のほうが安定がよいというか、まだ気を遣わずに操縦できる。
それからFS2004では紙でも張ったようにぼろぼろ? だったS172は、なんとFSXで最新型のGarmin 2面電子表示に集約されたコックピットに変身してしまった(笑)。もちろん旧来の計器も搭載している・旧来型のコックピットも選べる。リアジェットでこの手のディスプレイは慣れているのでさっそく飛んでみたが、なんか計器は丸いほうが見やすい(笑)。結局、デジタルな数字とかアナログを模したリニアな計器は、スキャンとかするときは場所で覚えているらしい (FS2004のリアジェットの計器や、Google EarthのHUDは一瞬で読める)。その点姿勢計とかコースポインタというのはどこにあっても一発で(色柄で)判別できるのでよくできている。なんか知り合い(全然英語を読まないひと)がブラウザを日本語版から英語版に変えてもほとんど影響なかったけど、バージョンが上がってメニューの位置が変わったら死にそうになった、といっていたのを思い出した。
Boeing B733/B734/B738 (???-FS2004)/B76x (FS2002?)
私の記憶が確かなら(古)、B74xはMSから標準付属の機体としてはFSXまで提供されていなかったはずである。私の世代では『じゃんぼ』は憧れなので、それでも大量に放出されるフリーの機体モデル、ペイント、コックピットやアドオンをじゃんじゃんインストールして、2002までは使っていた覚えがある。
それでもフリー機体(パネルその他)のデキの悪さで、やっぱり73xというのは「や、ちっけーじゃん」みたいにバカにしながら、旅客機の中では同率首位くらいで飛ばしていた覚えがある。したがって、いまでも73xシリーズの操縦は、私は得意とするところだ。さすがに小型単発プロペラ機と違ってジェットで、ビズジェットと違って重たく安定した機体であるが、それでも取り回しなどはリージョナルジェット(FS2004まで・下記参照)よりは得意である。
それから76xはFS2002あたりから付属していた? 覚えがあるが(全然違うかも)、これあまり73xと操縦性が変わらない気がする。
実はこいつら、私が航空機の写真を取る上では『雑魚』扱いで一番好きではないシェイプの機体だ、ということは、ここで述べる必要はない(述べてるって)。
Boeing B744/B773 (FS2002/2004)
私の記憶が確かなら(古)、B74xはMSから標準付属の機体としてはFSXまで提供されていなかったはずである(以下上と同じなので略)。
FS2002以前では、どっかのシーナリに付属していた覚えがある(半分はジャンボ機体目当てで買ったようなものだ)。FS2004用のフリー機体、そしてFSXの標準機体で744を飛ばしてみて、だんだんデキがよくなってきて、実はあまり面白いものではないなあ、と思うようになってきた。
何しろフルマニュアルで飛ばしていると落ちやすい(爆笑)。それでいてエンジンはさすがに強力なのが4発で、曲がれないくせにすげースピードで突っ走る、という感じである。こんな常識外れにでかい機体、なんで空を飛ばさないといけないのか。空港で(特にタラップだったりして)下から見上げて、ああこれって空飛ぶお船なのね、という威圧感、というか頼もしい感じがするのも、いざ自分で飛ばしてみると、なんで船飛ばさにゃららんのやお前はヤマトか!? と突っ込みを入れたくなるくらい、鈍重である。こんなもの戦略兵器とか空飛ぶホワイトハウスとして使っている米空軍の気が知れない (もともと大型輸送機とかってこういう取り回しなのか)。
ところでFSXで燃料満載で飛び上がって低空で低速で飛んでいると、オートパイロットでもふがふがフゴイド寸前の動きをするんですが、これって仕様ですか?
Airbus A320/A380 (FS2004)/A321 (FSX)
MSFSはエアバスに冷たかった(笑)。というかMSはやっぱりアメリカの会社だ(しかもBoeingと同郷のシアトルだ)。
そんな中、フリーの機体がぼちぼち出ているので、FS2004になってから飛ばすようになった (つまり今年2007年から頻繁に飛ばすようになった)。
まずは初就航記念でA380。これはオートパイロット多用で、このずんぐりむっくりの機体をなんとか一発で羽田に下ろした。デビュー直後のフリーの機体なので、空力モデルはどうなんだか知らないが、操縦席の高さにびっくりした。あまりB744と変わりないはずなんだが。
次にフリー機体プロジェクト『Project Airbus』製のA320。これはさすがによく出来たモデルだと思うが、他にFS2004では『インテリジェント』な飛び方をする機体がなかったためちょっとびっくりした(なお全手動で一発で降ろせた)。着陸前に挙動不審だったのだが、これ考えてみたら、有名なエアバス(A310以降路線)の自動制御みたいなのだ。
極め付けがFSX(あれAcceleratorだっけか)付属のA321。3回くらいチャレンジしたが、なかなか空港に降ろせない。着陸寸前になるとパネルの左にAPROTECTION (アルファプロテクション) だかいうランプが点いて、ついでにAPも自動的に入ってすぐに推力を上げようとする。おっかしーな、と思ってそのときは諦めたが、悪いのはやはり私で、燃料満載で(失速速度が20kt以上上がる)130ktくらいで着陸させようとしていたから失速防止が働いたのだった。
こんどは燃料を7割くらい抜いたが、操縦は快適、制御もらくらく。ただしヨークで操縦したためなのか何なのか知らないが、やたら制御が微妙である(ちなみにFS2004のA380/A320は、ちゃんとジョイスティックを左手で握って操縦した(笑))。上下動なんか、ちょっと押し引きしても反応せず、それ以上力を加えると一挙に動き出す。思わずコントローラの『反応しない領域』を確かめてしまった(CHヨークは元々遊びがあるため、エレベータのそれはほとんどなしにしてある)。
その上一回目は上記『自動機首上げ』をコントローラのおいたと勘違いして、着陸寸前にぐっとヨークを押してしまったため、滑走路にこんにちはしてしまった (確か本当にそういう事故があったと思う)。二回目はきちんと、自動機首上げが働いたら逆らわず……でも怖くて思わず自分でもちょびっと機首上げしてしまったら、ほとんど滑走路上3~5ftくらいのところでしばらく水平飛行していた(笑)。これ、速度過剰気味で140ktくらいで滑走路に突っ込んだからよかったものの(適正速度130ktくらいに落ちて水平にのしっと落ちた)、そうでなかったら危なかったですわ。
インスタントリプレイによる観察では、滑走路上50ftくらいから機首上げ(と推力落しも? 自分ではした覚えないのに)がはじまって30ftくらいで完全に『よいフレア姿勢』、10ftくらいになると失速気味なのか落ち始めている。
いずれにしても、この自動制御機械と喧嘩せずに降ろすのはまた、『飛行機を制御するコツ』と違ったコツが必要そうである。巡航中はとってもいい奴なんだけどねえ。
Bombardier CRJ (FS2004/FSX)/Embraer ERJ/Mitsubishi MRJ (FS2004)
座席数数十名程度の、いってみれば離島路線みたいなのをサポートする世界のxRJ。三菱がMRJの開発にいよいよ乗り出すというニュースが2007年に流れた。国産ではYSに続くので(ちなみにYSは私と同い年だ)ちょっと思い入れがあるが、YSもまたそうであるように、これも国策のにおいがぷんぷんする。いずれにせよ、飛行機を作れる技術者を温存する目的は何物にも代えがたい。
FS2004では上の3つは次々にダウンロードして試してみた。MRJのデキがよくない。当たり前だ、実機がまだない(笑)。CRJかERJのモデルをちょちょっといじって、寸法だけ合わせて飛ばせるようにしたものだろう。中ではもともと(飛ばすことを考えなければ)、ERJが一番好きだ。Bombardier製は、DHCの印象か、あまり好きではない。だがCRJは好きになってしまった。
CRJとERJはまあそれなり。B737より小さくて愛機Learjetより大きいかな、という程度で、反応も安定性もその中間くらい。当たり前か。
ところがFSXのCRJ700をいじってびっくりした。FSXのオープニング『FS経験者』というのを選択すると、エンディングでイヤでも乗せられて離陸させられる(初回起動時は愛機Learjetで着陸したかったので途中で打ち切ったが、あとでまたやってみた)。そのまま空港に戻って着陸してみたのだ。安定していて、しかも(FSXで再現されているような)Learjetのような『インテリジェント』な、しかしA3xxのように積極的ではない控えめな介入がある。これは操縦しやすい。その後『ミッション』でも乗せられたが、やはりほとんど初心者なのにうまく着陸できる。
同じBombardierだから思想が同じ、なのかもしれないが、しかしLearjetシリーズとCRJシリーズは由来が異なるはずである。やっぱりこういう制御は、小型ジェットにおいてはいま流行りなんだろうか。
Cessna Citation/Gulfstream G-V (FS2004)
日本ではビズジェットというと、Learjetよりこっちの方がまだ見掛ける。Learjetの項で書いたが、Learjetシリーズで私が(それと気づかずに)見たことあるのはlj35 (海自U-35)だけであった。それに比べりゃCitationやGVは、羽田空港に行ったって実際に飛んでいる (航空局の検査用ジェット・YS-11の後継機だね)。
だから実機を操縦できるチャンスがあるわけでもないし、よくみているからといってうまく飛ばせるわけでもないが、同クラスの中で比較してみた。
まず失速速度や最高速度・飛距離とか、重さあたりの上昇率だとか、そういったことは非常によく似ている(やや違いがある)。もっともこれらの違いについて試すことを思いついたのはFS2004のフリー機体データであり、空力モデルなどはLearjetのを流用している可能性がある(サウンドやコックピットは同じだったりする(笑))。
なにより似ているのは地上にいるときのコックピットからの高さである。旅客機ほど高くないし小型プロペラ機ほど低くない。したがって特にGPWSがなくてもフレアが楽である。
