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出典: Tariki
横浜に人生の半分以上いて、この辺(横浜の東部)って実は羽田空港まで15km、滑走路をちょっと延長するとうち(おおげさ)、というロケーションでありながら、長らく飛行機にあまり興味がなかった、というか、そんな近くに世界有数の空港があると思っていなかった。
別にinformationalなページに使用とは思っていないが、自分メモも兼ねて、羽田空港への思い入れを書いてみる。
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羽田空港がすき
数年前マンションを買って、バルコニー側からみると、羽田に離着陸する飛行機が実によく見える。無線機(航空無線が入るもの)は数年前から持っていたが、エアバンド用のアンテナを立てるとこれまたよく入る(羽田グランドがかすかに入るくらいである)。
飛行機の写真を撮るようになって、これまた絶好の撮影ポイントが近所(といっても公共交通機関で1時間程度、1000円以内くらい)に多数あることに気づいた。
ただし飛行機の運行会社・種類としてはあまり面白くない。羽田は原則、高速機しか乗り入れできないようになっているので、BoeingのB7なんとか7か、AirbusのA3何十ばっかりである。珍しどころというと各国VIP機(特にJapan Airforce One/Two)やチャーター外国機、他はせいぜいが国土交通省の小型ジェット、ヘリ程度である。
就航運行会社もJAL(系)・ANA(系)が大半で、AirDo・Skymark・SNA・SFJ、外国ではKorean AirとAseanaだけだ。
したがってこういうところで写真を撮るようになると、ペイントが特別というのにはあまり興味が湧かず、機種の違いとか地味なところ(笑)に目がいくようになる。花柄のDHC-Q300(離島に飛んでいる)などというものはもう、珍しいの極地である。また地方空港に行くと、ローカル会社の地味な小型機にも興味がいってしまう。
羽田空港と台湾
カクエーの日中国交異常化のおかげで、日本と台湾の関係はおかしくなってしまった。航空界では例えば、中国が「台湾に乗り入れる航空会社は入れね」といったおかげでJAAというJALの子会社ができた(全世界に同じような航空会社ができた)話は有名である。
このおかげといっちゃなんだが、羽田からの国際線は、長らく台湾行きしか就航していなかった。これは別に大陸に頼まれたわけではなく大人の配慮らしいのだが、千葉空港に国際線が移転するに当たって、大陸の航空会社が乗り入れるのと同じ空港は使わないで羽田にしよう、となったらしい。
したがって私が2000年前後、いまの嫁と国際でーとを繰り返していたとき、私は羽田から週末台湾に出かける、ということがしょっちゅうであった。なにしろ金曜の夕方まで普通に仕事をしていても夜8時過ぎには(偏西風と時差1時間にも助けられる)台北にいられるのである。もしかしてこの時代に成田からしか台湾に行けなかったら、いまの嫁とは結婚していなかったかも(笑)。
そんな台湾便も、今度は韓国のわがままで不便な千葉空港に押しやられることになる。ワールドカップがあるから日韓の旅客が増える、という理由で押しやっておいて、実はがらがらだったそうだ。私も唯一韓国に行ったときは(後述する羽田殿様商売のせいで)千葉空港発を選んだ。
今後、D滑走路のオープン(処理能力が増える)にあたって、羽田も近距離のアジア便は飛ばそう、というつもりらしい。ただしこれも、中韓千葉のご機嫌を伺ってのことである。日本の航空行政はどこまで日和見なんだか。
羽田から国際線を飛ばす基準は、あくまでも距離になるらしい。表向きの有力案は、日本で一番遠い石垣島(1947km)より近い海外はOKにしよう、という基準である。これでは台北や北京が外れる。だが台湾は日本の海外旅行者の人気ベスト3に入り、日本の国交の方針が中韓べったりであろうとなんだろうと、北京線が羽田からOKとなると、台北を断る理由がない。さらに日本の旅行者には北京より香港のほうが人気なのも明らかで、香港くらいまで入れたら、という案もあるらしい。
ただし羽田空港から台湾便が出るから使うか、というとそれも微妙なのである。かつての台湾線時代の最後の一時期を除いて、CI(中華航空)しか羽田から台北に行く路線はなかった。危なかろうが飯が不味かろうが(私は美味いと思うのだが)、CIは割高チケットを売って殿様商売をしていた。時期・曜日・時間帯によるが、例えばCIが7万円だとすると、千葉空港発のUAや日系は4万円くらいであった。ちなみに最後の一時期はBRが羽田に乗り入れるわ、成田に移ると競合会社より危ないからという理由で選ばれないわ、で、どんどんCIの殿様バリューは下がっていった。
したがって、時間より金が惜しい場合は、いくら羽田線があっても千葉空港に行く手間をかけるかもなぁ、とも思うのである。
追記(2008. 3)
香港線の運行が決まったらしい。いやっほぅ。これより、距離をいいわけにするならばもはや台北線の乗り入れは拒否できないわけだ。
羽田を撮る
羽田空港の離着陸機を撮るのは楽しい。写真の練習にもなる。
ということを普段は忘れているが、地方空港に行って、一日離着陸4便とかで、1時間半待って撮影が10秒、というのがあると、羽田のそばにいるってなんて幸せなんだろう、と思い直してしまう。特定の機を狙っているのでない限り、撮影をミスしたら同じシチュエーションで2分後には次の機が飛んできたりするし、何しろジャンボなどの大型機がばんばん飛んでくる (それしか飛んでこないともいうが)。
なお羽田近辺に撮影に行くときは、(1) エアバンドラジオ (2) 離着陸機の時間順の表 (3) 当日の天気図(風向きの変化を予想する)は必須である。移動中からラジオで羽田ATISをきいて、風が変わりそうなら目的地を変えるとかしないと、着いたとたんに離着陸終了、ということもある。
羽田空港ターミナルから
これは基本である。屋上に上がれば(第1・第2ターミナルとも)金網に望遠レンズ用の穴が開いているし、どちら向きでも360度ほぼ視界がある。
ちなみに海外のwebでも、発着数が世界有数であるだけではなく、有数のspotter(写真を撮るひと)フレンドリな空港、と紹介されていた。海外の空港では原則写真撮影禁止、という場合が多いし(ターミナル内でもダメ、というのは、軍事機密というより肖像権がらみのトラブル回避のため、日本のデパートと同じような意味合いであろう)、国によっては滑走路外から撮影しただけでタイーホ、というのもあるらしい。写真でわかる程度の軍事機密って何なんだか(笑)。
なおターミナルはコンクリート地面で囲まれているので(当たり前だが)、望遠(私がもっているのはせいぜい300mm = デジで450mm程度なんだが)をもっていっても陽炎でなんだかな、という写真になることがある。
私のお気に入りは、夕方に第1ターミナルから逆光というシチュエーションである。冬は富士山もみえる (早朝順光もよいと思うが、朝早く撮影に行ったことはない)。第1ターミナル北側から22着陸をみるのも風情があってよい。夕方ならその後M誘導路(22エンドから34L)あたりをくねくねこちらにやってくるのも美しい。
ちなみに変わったところでは、エアフォース1で天皇・皇后陛下が到着したとき、第1ターミナルに撮影に行った。VIP専用スポット(V1・V2スポット)は第2ターミナルが断然近いが、真横なので展望台からはみえない(セキュリティ内ではラウンジだかでみえる場所があるらしい)。第1ターミナルからは柱が邪魔だし300mmでもジャンボの全景が入る程度であるが、後でみたらしっかり、陛下がタラップから降りてくるのが撮影できていた。ちなみにリアル天皇をみたのもこれが最初である。
城南島から
蒲田駅南口から城南島循環という工人(というか事務職っぽいひとが多いが)・ギャンブラー(平和島がある)御用達バスに乗ること30分、城南島公園が私のお気に入り撮影スポットである。公園は飛行機マニアのほかにも、海岸で遊びたい親子連れ、さらに(予約でいっぱいらしいのだが)バーベキュー場があって肉を焼いているひとたちもいる。飛行機をみながらバーベキューなんて極楽なシチュエーションなのだが、実行したことはない。
ただしここで一番迫力があるのは、滑走路22着陸機だから(ほぼ頭の上、1000ftくらいを通る・28mmレンズでも大迫力だ)、風向きを読んでからいかないといけない。他に04離陸もあり得るが、通常04離陸するのは多くは小型機だ (秋のとある日、大型機も含め一日中04離陸という日もあるにはあった)。一番多い34R離陸時も下から見上げるとまるで垂直に(斜めに)急上昇するようにみえる旅客機というのもなかなかなのだが、腹写真が好きでなければ撮れるほど条件はよくない。
城南島は他に、公園を出てちょっと西に行った海岸沿いの空き地~動物愛護センター(公園から帰りのバスで次の停留場である)裏手が、16Lの着陸機真下に当たる。22の誘導灯鉄橋にぶら下がった16Lの誘導灯(って2個しかないが)が一直線にみえる、これまたよいスポットである。
ちなみに城南島は風が強い。22を使うときなどなおさらなのだが、望遠レンズとカメラを砂浜のテトラポットの上で構えていると、手ぶれどころか体ごと持っていかれそうになることがある。だから明るくても手ぶれを起こさないよう、鉄柵に寄りかかって撮るのは必須だ。
京浜島から
ここも蒲田からバスで行くが、私自身はあまりよい写真を撮ったことがない。22の着陸点が対岸にみえるが、300mm以上の望遠が必要である。
小島新田対岸から
ここもあまり近くはない。なんとなく飛行機がみえるお散歩コースとしてはよいのでは。34L着陸機が豆粒のようにみえるが、きちんと撮るには500mmくらい必要だと思う。
ちなみにちょっと北にいくと、22エンドの延長線に出る。対岸からいちおうPAPIなんかもみえるので、04着陸というのも設備はあることはあるんだなあ、と思ってしまう。
天空橋付近から
金網越しに整備場がみえる(笑)。といっても、YS-11引退前後はここに『ありがとう日本の空』というペイントのYS-11が泊まっていて、何回か撮りに行った。
J6・D展望台から
J6というのは、国際線ターミナルの南側で第1(JAL機)が離陸(34R)するときなどに渡る橋。環状7号に連結する道路がくぐっていく(のかな)羽田トンネルの手前に当たる。ここはモノレール新整備場駅から歩いてすぐなので、徒歩でも便がよい。
J6そのものは、金網がうるさくて写真にならない。だが飛行機をただ観るなら結構近いし、南東に目を移すと、ここらの道路からは34Rにタキシングしていく飛行機がよく狙える。
D展望台というのはD滑走路工事を眺めるための展望台で、NPOがやっている。34Lに着陸寸前に右に目をやるとみえる、石油タンクのあたりのプレハブ(笑)なのだが、これが結構面白い。屋上は写真撮り放題でそれが目的で訪れたのだが、1Fでサインして、解説を受けますか? ときかれたので、最初の一回くらい解説してもらおうと思ったら、それが面白かった。
3Fくらいにあたる屋上展望台からは、34L着陸機が結構近かった(といっても第1ターミナル~34L滑走路と同じくらいの距離はある)。午後は逆光なので注意。
あとここは、徒歩だと結構よい散歩(新整備場から20分以上)になるのだが、車でも来られるようです。新整備場からの道には関係者以外立ち入り禁止の札があるけど、堂々とNPOがやっているページに経路として掲載されているので、見学者は関係者ということだろうか。
D展望台はいつまで存続するか分からないけど、これは良い場所なので (特にA/C、B/D滑走路の平行着陸ができるようになった暁には16着陸がなくなるらしい? ので)、アンケートに『完成後も存続させてほしい』旨書いてきました。
羽田空港でショッピング
羽田でショッピングするのは、田舎に帰省するときお土産を買う程度であったのだが、ここは実は全国のお土産ショップが結構、集まっているのだ。加えて飛行機好きにはたまらないショップもいくつかある。
北海道(第1ターミナル地下)
ここでは滅多にお目にかかれない、めふん(鮭の腎臓の醤油漬けまたは塩漬け)や切り込み(ニシンをウェットな粕に漬けたもの)が買える。このふたつだけは酒のつまみとして常備したいところだ。切り込みはスーパーでも見掛けたことがあるが、実は羽田の地下のほうがかなり安い。
ブックスフジ(第1ターミナル地下)
飛行機マニアにはたまらない本が多数。マニアだけではなく、自家用機パイロットが使うログブックや航空図など、通販以外ではほとんど手に入らない航空グッズが多数ある。
こういった本が、通常の週刊誌と並んで(まあマニアコーナーは奥まっているのだが)売られているのだからたまらん。
ただしクレジットカードが使えない。現金の持ち合わせがなければ衝動買いは抑えられる(笑)。
JALショップ(第1ターミナル)およびANAショップ(第2ターミナル)
飛行機グッズが満載だ(笑)。特に1/400などの精密模型飛行機がある程度充実しており、みて買えるのはここだけである。
紀伊国屋(第1ターミナル地下)
リーフパイやクッキーがお気に入りである。最近はジュピターとか成城石井とか、輸入食料品店が近所にもいろいろできてしまったので、あまり輸入食料品は買わなくなってしまったが。
京急と羽田空港
羽田空港に行くのは、京浜急行がお気に入りである。昔(京急羽田空港乗り入れ前)からお気に入りであったし、いまでもバスで出る最寄り駅が京急である都合で、羽田に行くのはほとんど『赤い電車』だ(最近は京成乗り入れの『青い電車』もある)。また羽田から帰るとき、運がよいと快特川崎行き(ただし川崎から各駅)、というのにあたる。川崎と横浜の間の各駅しか止まらない駅が最寄りなので、これがあると最短で最寄り駅までつけてうれしい。さらに家の前のバス停に止まるバス(回送の関係で通常と異なるルートになる)も一日何本かだけあるので、これに当たると一年分の運を使い果たした気分になる。
昔といっても飛行機に乗った年齢がそれほど低くないので90年代ころ、京急羽田線は大鳥居だったか、そのあたりまで伸びていた。駅前からバスで空港に向かっていた。これだけの手間をかけても、浜松町まで出てモノレール(いまはスピードアップしたがこれも遅かった。というか遅い)でちんたら折り返すのが無駄な気がした。
現在、蒲田の高架化が進んでいる。これができたらもっと便利になるのだろうけど、蒲田で折り返して(羽田線のホームは両方向使用だ。どきどきする)、蒲田駅前の踏み切りを渡る風情はなくなってしまう。ちなみにこの踏み切り、新年の大学駅伝の時にはランナーの都合に合わせて電車のほうが止まってしまうらしい。
ところで羽田-私鉄がらみではもっと便利になるアイディアがいろいろあるそうだ。
- 蒲蒲線: これは名前からして都市伝説くさいと思ったが(笑)、一応推進されているらしい。東急蒲田と京急蒲田を結ぶらしいのだが、幅の違う線路でどうやって乗り入れるのだろう。一応、うちもバスを使わなければ最寄りが東急なのだが、荷物がある場合はどうせバスに乗るのであまりうれしくない。
- 京急大師線: 大師線の終点、小島新田から多摩川べりに出ると、滑走路34Lに着陸する機がよくみえる。というくらいこのへんは羽田の対岸なのだが、したがって大師線を延長して京急羽田空港線とループ(川崎→川崎大師→羽田空港→蒲田)というアイディアもあるそうだ。ちなみにこの空港対岸地区、日産工場が撤退して跡にレジャーランドっぽいものを作る構想もあって、羽田空港の神奈川口ができるとにぎやかになりそうである。
- JR貨物東海道線: これまたうちの近所を通っている(といっても地下だが)ので縁があるのだが、駅は近所にない(笑)。いつのまにやら東海道線から分離して羽沢貨物駅(これまたむかーし済んでいた下宿の前)を通り、地味に小島新田付近から羽田空港の海底を通って品川だったかで東海道線に合流する貨物線があるのを知る人はあまりいない。私が羽沢貨物駅の近所に住んでいたころ、宅急便という産業が伸してきた。いまではあまり『小包を鉄道で運ぶ』ケースは流行らなくなってしまい、羽沢駅も明らかに秋風が寒い景色になった(ちなみにここは冬になると沼霧で幻想的になる)。それを活用しようというので、朝早くの通勤電車の中にはこの貨物東海道線を活用するダイヤがあるらしい。これまたできたら、横浜より南の湘南地区あたりのひとには便利になるのだろう。
