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出典: Tariki

目次

高速度動画の世界

EX-F1の高速連写を動画化

詳細、および制作メモはEX-F1のページ参照。FHD画質を活かした動画なのではなく、FHDなので拡大に耐えるのを利用、撮影後に画像の一部分を切り出している。2816x2212画素中1104x828画素を切り出しているので、換算432mmにcrop率を掛けると換算約1100mmの望遠ということになる。

ちなみに、EX-F1ではほんものの(低解像度)『高速動画』機能があるが、ここではEX-F1ではシャッター半押しのときに秒60コマの静止画を次々リングバッファにためておいて、シャッターを押す前後の60枚のみ記録、という機能『パスト連射』から動画を作っている。つまりFHD以上の高解像度静止画から後で低解像度の画像を切り出している。なお画質があまり良くない(高速動画の撮って出しMOVとかに比べて)のは、flvで高圧縮をしているから。いわゆるYoutube画質です。

このカワセミ、2分以上同じところに留まっていて (その間シャッター半押しの私も乙)、EX-F1の高速動画モードでは無駄になる部分が多すぎる(後述するようにどうやって切り出すのかもまだ分からんし)のでパスト連写が便利である。高速動画ではこの望遠ズーム率は得られないので(デジタルズームで可能だが、後から位置を指定して切り出すことができない)。

K-Lite Codec Pack付属のMediaPlayer Classicで再生可能なことを確認。

計算すると、カワセミって15Hz以上で羽ばたいているんですね。乙。


高速度動画の世界

実に楽しいのが、ふつうに落ちているなんでもない光景。特に小動物。300fpsでは1/10になるが、おそらく彼らの体感速度はこんなもんなのだろう。

こちらはスロー再生されるためか(300fpsモードでは手ぶれの速度も1/10になる)、あまり手ぶれが気にならない。

  • (08/ 6/ 8) ミルククラウン (600fps = x 1/20): 高速度カメラを買ったらお約束。
    とさらっと書いていますが、結構これ撮るの大変なのね。レンズはミルクでべどべどになるし、1200fps横長だと縦でも横でも入らないし容器が深いときれいにできないしうまいとこに落ちないし。頭に滴下待ちが長く入るので、上でしょぼいと書いていつつ本体でカット編集しました。それから、津波が引いて寄せた後にやや斜め上に上がるのは、滴下した位置と皿の中心の位置関係のせいだと思う。カメラが傾いているからではありません。
  • (08/ 6/10) さておつりの成分は水でしょうか尿でしょうか(意味不明) (600fps = x 1/20): 上を撮影した後に『さておつりの成分は水でしょうか尿でしょうか(意味不明)』と書きましたが、気になったので実験してみました(笑)。ミルクに対して滴下したのは超濃~くいれたプーアル茶です(墨汁とかなかったんだもん)。したがって優雅にミルクティークラウンです。
    ……答は水でしたね。最後にあがる柱の成分に注目。ただし撮影の条件 (皿が浅い) では、衝撃で波が引くとき、皿がみえているあたりでの中央付近はほとんどプーアル茶だと思われます。引いてまたよせるとき (皿の底が見えているのが閉じる寸前) にややミルクが茶ばんでいるのがみてとれます。したがってその後上がるミルク柱にも相当、お茶成分が含まれていると思われます。実際の便器(なにが実際だ)は深いので、これと同じ理屈でおつりが来るわけではありませんが、まあ水だとしても便器の水なのでいずれ嬉しくないんですが。
  • (08/ 6/10)ライターの着火 (1200fps = x 1/40): 例によって編集は本体、回転の仕方とか知らないので、首を横にしてみてください。
  • (08/ 6/ 8・三ツ池公園)すずめ1 (300fps = x 1/10):
  • (08/ 6/ 8・三ツ池公園)すずめ2 (300fps = x 1/10):
    面白いのが、すずめ1(最初に飛び上がったのが画面から切れる寸前)・すずめ2で飛び上がって一瞬羽を休めるシーン。おそらく飛び上がるときに勢いがつきすぎて、飛行機的にいえば上昇して速度が乗った後ピッチトリムを上げる(機首を下げる)操作にあたるものなのだろう。すずめ1のVTOL上昇、しっぽふりふり、首をぶるぶる、も面白い。
  • (08/ 6/14・菊名池公園)あめんぼ2 (300fps = x 1/10):
  • (08/ 6/14・菊名池公園)あめんぼ3 (300fps = x 1/10):
    あめんぼは小さいときから観ていたが、中足で飛び上がって着水するとは知らなかった。
  • (08/ 6/14・菊名池公園)とんぼ1 (300fps = x 1/10):
  • (08/ 6/14・菊名池公園)とんぼ2 (300fps = x 1/10):
  • (08/ 6/14・菊名池公園)とんぼ3 (300fps = x 1/10):
    別に3カメで撮ったわけでなくて(笑)同じ枝で規定演技を繰り返してくれるとんぼがいたのです。
  • (08/ 6/14・菊名池公園)とんぼのバカップル (300fps = x 1/10):
    「あはははは。ここまでおいで」というナレーションを付けるのは禁止します。
  • (08/ 6/14・菊名池公園前交番)つばめの夫婦 (300fps = x 1/10):
    これは公園近所の交番の横 (撮影してたらお巡りさんが帰ってきた)。交番は飲食店じゃないからか、下にビニールシートの糞受けとか敷いて、手厚く可愛がっていました。だんなさんが帰ってきて、奥さんがひょこっと出てきて飛び立つところ (だんなさんがそのあとふいっと巣の中に沈むのが可愛い)。失速させて巣に泊まるところの方が面白いと思う。今度はツバメが失速するところ(空中でのツバメ返しも)も狙ってみたいと思います。
    テクニカルな話題ですが、ここまでの他のビデオと異なって本体ではなくPCに落として編集(Ulead VideoStudio 12)していますので、撮って出し(本体編集)よりもビットレートを低く抑えてあります。詳細はこちら
  • (08/ 6/14・岸根公園)カモ忍者 (300fps = x 1/10):
    カモが飛び立つところ (VideoStudio編集)。羽根で水面を打って飛び上がった上に水の上を走る。ちなみにこのカモ、泳いでいるところをなんとなく高速度撮影していたら、何を思ったのか突然飛び上がって演技してくれ、飛び立つのかと思ってカメラ振ったらそのまま数m先に着水(したがってフレーム外れ失礼)して何もなかったかのように泳ぐ。前半だけならドラマチックな映像なんだけどその経緯がおかしいので、着水まで残してみました。
  • (08/ 6/14・菊名池公園)マガモの母子 (300fps = x 1/10):
    春前からの近所の菊名池公園の自称『清掃作業』がやっと終った。ただ池の水を干して雨水が溜まるのを待っただけのような、何のためにやったか分からない、しかも池の生態系が死滅してしまうような超スロー作業 (作業していたのは3日くらいなのに3ヶ月掛けていた)、おそらく土建屋の利権か何かのためだろう。名物カワセミをはじめ、いろんな動植物がいない死の池になってしまった。やっと蓮とカモ(この母子も子が2羽だが、通常8~10羽くらいはいるはず)が戻ってきたので記念撮影。
    蓮を子ガモが歩いて横切るのは毎年の風景。親ガモがやったら沈んでしまう。尻尾振り振りしながら横断しているのが愛嬌。
  • (08/ 6/ 8)サッカーのゴールキーパーのお兄さん・三ツ池公園 (300fps = x 1/10): カワセミ・スズメのおまけ。カッコ良く撮れたので。
  • (08/ 6/11)シャボン玉の破裂 (1200fps = x 1/40): やはり思ったとおりというか、1200fps程度の高速度撮影ではあまり面白みがなかった。粘性を上げたら割れる速度が遅くなるだろうと思って、思い切り濃く作った石鹸水に砂糖まで混ぜたのに、割れ初めから割れ終わりまで5/1200秒程度。
  • 落下後調理前
    拡大
    落下後調理前
    調理後
    拡大
    調理後
    (08/ 6/11)卵の落下 (300fps = x 1/10): これもあまり面白くなかった。ちなみに後利用したいし汚したくないのでフライパン。
    撮影後は美味しくいただきました(笑)。high speed flied egg、略してHSFEと呼んでください ~アメリカンマヨネーズとコチュジャンを添えて~ (美味しいよ)。ちなみに私は目玉焼きを作るのは非常にうまくて、半熟で黄身を壊さず作るのが得意なのですが、実は卵が生っぽいのは嫌いなので、自分で食うときは焼く前に黄身を破壊して作ります(ってかturn overにする)。普段作ってるのとあまり変わらない……ようだが、なにかじょりじょりする歯ごたえが時たま(涙)。



広くて高速な世界

EX-F1 + (raynox アダプタ RA5262A) + raynox 0.7x広角レンズ DCR-730 での作例を掲載予定です。

これでワイドFHD(『世界遺産』みたいになるかなあ)でもワイド高速動画でもござれである。

(08. 7.29) んで高速度・広角でもないのだけど、今宵は雷が鳴り響いていたのでベランダから撮ってみた。

ざんざ降りのうちは、うちの裏側の方向で雲間雷がすごかったみたいで、派手にびしびし風景が光っていた。それで明るさ合わせをしたのだが、去り際にベランダ方向で2、3発の雲間雷があったのでそれを狙っていたら、かなり遠いところで地上に落ちた。この外したのが『雷2』。その一発で明るさの確認をしているうちにもう一発、やっと三脚を下に振ったところでどんぴしゃ(やや左にずれたけど)に入る位置に一発。雨も止んだし綺麗に撮れた (なんとこのとき上空は星が出ているくらいの局所積乱雲)。これが『雷』。

それでタイトルとは異なり36mm (つまり広角アダプタなしで一番引いた状態) できちんと収まってしまった。

フォーカスはもちろん無限に固定したけど、問題は露出。このカメラ、高速度撮影をするときは、直前にシャッター(カメラの)を半押ししたりしてAE・AFを合わせる。当然固定露出にしたいのでMを試したが、どうもシャッター速度は効いていないよう(もちろんfpsより長くはならないが、フィルム映写カメラとかビデオカメラでもちゃんとしたのはそれ以下の範囲で調整できる)。Aモードでも同じなのでAモードで撮った。

フィルム撮影での経験から、雷は大体EV14 (昼間の明るさ)~16くらいだから、ISO100で1/300 (fps) がシャッター速度だとすると絞りはF11くらいということになる。ところがそれでは真っ暗で、上述の試行錯誤中に結局F4.2まで開いた(ディテールを捉えるにはこれでもやや暗めかもしれない)。つまり換算シャッター速度は1/1000秒くらい。要するに1コマ1/300秒のうち有効シャッター時間が1/1000秒くらいらしい。

『雷』を再生してみたら、雷は思ったより短い現象で、メインの放電現象は5/300秒で完結している。よく電気の速度と思い込んでいるひとがいるが(笑)、コンマ何秒か光っているのは眼で見てもわかるでしょう。通電そのものは電気の速度でしょうが、枝を伸ばして電流が流れやすい場所をさぐり、それから電荷がなくなるまで結構長い間通電する。空中の一番光っている部分の火の玉のようなものが10フレーム以上消えないのが面白い(最初のEX-F1撮って出し = 10倍スローモーションと真ん中のEX-F1の10倍ストレッチ = 100倍スローモーションバージョンには火の玉が消えるまでを収めている)。

『雷2』は狙いが外れたと思って捨てようとしたが、再生してみたら結構面白い。こちらの方が大規模な放電だったようで、継続時間は0.39秒もある。最初に5回くらい行きつ戻りつしている (なお上下に分かれて順番に光っているようにみえるのは、電子シャッターとかフレーム転送の都合だと思いますがよく分かりません)。最後のちょろちょろ放電なんか0.2秒以上続いている。これがフレームに収まれば面白かったんだけどねえ。なおこちらは編集するほどでもないので、300fps = 1/10スローのさらに5倍ストレッチのみ。コマ送りして観たければ、同じ映像が(基本的に)5コマ続いているので、プレイヤでコマ送りしてください (基本的に、というのは、Adobe Premiereがフレーム間を滑らかにフェードしてくれているので、フレームの境目はどちらでもない映像になっている)。


小さくて高速な世界

EX-F1 + marumi No. 3マクロフィルタで撮影。こちらに書いたがあまり大きく(最短が短く)はならない。

  • (08/ 6/14・菊名池公園)蟻の冒険 (300fps = x 1/10):
    毛が絡んで歩きにくそうですね(笑)。他の撮影中にうるさいので撮ってあげました。途中こちらを威嚇しているシーンがありますが、理由はなぞです。

超小さくて高速な世界

EX-F1 + raynox MSN-505 で撮影。こちらに書いたが、これでは拡大率が高すぎるので、画面幅で2cmくらいになる拡大レンズがあると使いやすいかもしれない。

  • 弦の振動 (近日公開予定)
    さっそくエレベを持ち出してきて、教材の『弦の振動』を撮影してみたのだが、ベースの弦の太さで画面がいっぱいになる始末。ちょっとケラレましたが引いて撮影してみました。拡大っぽくてよいでしょう。
  • 機械式時計のテンプ (OMEGA cal. 321) (300fps = x1/10)
    本当はクロノグラフの動作とか面白いんだがこの範囲しか入らん(泣)。ちなみにテンプというのは回転している輪っかのことで、振り子時計の振り子がこのように定位置で振動できるようになったので腕時計(船の時計→懐中時計が先だけど)として携帯が可能になったのであります。動画のcal. (キャリバー) 321は1秒に5振動(輪っかの1往復が1振動)のOMEGAの名モデル。振り子時計の重力加速度の代わりに、青焼きされてぐるぐる巻きにされているバネで振動の定数が決まり、テンプの1往復でアンクルというパーツをびんたのように1往復させて雁木車というのを1歯送ります。右上に見えるギアは雁木車と同軸の4番車から逓倍された3番車と同軸のギア(クロノグラフ用)で、この裏側に秒針があります(つまりテンプの一往復でこのギアは1/300回転送られる)。
    ちなみに被写体のSpeedmaster (アポロ計画で有名) は私と同い年生まれ、動画では見えませんがノーマルの鉄パーツに金メッキ・ロジウムメッキとネジの青焼きを自分で施しました (裏蓋が透明なのも他のモデル用パーツを移植)。語ると長くなっちまうこの項。

さて高速というとやはり小さな虫は高速であります。しかし、こんな拡大率では『蟻のお散歩』とかも撮影するのがままならない。蟻のバストアップが撮れてしまう(笑)。しょうがないから『ショウジョウバエが手を擦る足を擦る』でも撮ってみようかな (ふふ、方策はあるのです)。