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ここのところまったく曲を作っていないのだが、
昔の作品をぼちぼち、上げていこうと思う。
が、自分でも意外なくらい音源が残っていない。
実は音楽関係で多少稼いでいた時期もあった関係で、
ネットで作品を公開するのは初めて。
まあいいかな、と思った方、仕事振ってください
(ちなみに結構仕事は遅いです)。
Zodiac (1995年)
HDD MTR (VS-8) を買ってうれしかったこの頃。
確か作品集のタイトルは、音楽を作り始めて12年目だからだったと思う。
いじり倒して結局、デモテープクオリティから抜け出せずに
終了にしてしまった作品集。
M-2. とM-4. を除いて、制作の3カ月ほどで書き下ろした。
基本的にほとんど打ち込みの電子楽器だが、
bs.、perc.、drs.は生楽器を併用している。
ドラマーとして唯一まともに(いやまともじゃないけど)演奏できる楽器が
ドラムなのに、生録音しようとすると一番エンジニアリングが難しい。
音楽制作と音楽演奏は別ぢゃ。
という葛藤の末、リズムセクションは数値入力、エレドラ打ち込み、
サンプリングループ、生録音をごちゃごちゃ併用している。
あと全部電子楽器だと気持ち悪くならないので、
すべてキーが、入力しやすい
(というか相対音感人間なのでアレンジ時に唄いやすい)、
C (Am)なのが、今聴くと面白い。
2006年2月
(c) 1989-1995 by SASAKI Taroh, all rights reserved.
※ 高ビットレートのMP3しかなかったので、でかいです。
ダウンロードしてお楽しみ下さい。
ライナーノーツ
- M-1. Salsanova:
1995年の人が考えた、2045年のサルサ。
昔、家に『2001年の日本』というイラスト入りの本があった。
そこに出てくる街は中空にチューブが張り巡らされ、
車は空を飛び、人々は銀色の服を来ていた。
いざ2001年が来てみたら、世界は意外に普通だった。
でも1960年代の映像を観ると、やっぱり古い。
同書の中で『壁かけテレビ』という(あまり必然性のない)ものだけは、
いつの間にか『液晶テレビ』という形で現実になっていた。
- M-2. The Promised Land (1992):
どういうわけか名古屋で作った曲。
タイトルは名古屋のことというよりは、
名古屋にて通りがかったレンタルビデオ屋の名前(笑)。
- M-3. 春天: 珍しく唄もの。
といっても曲先なので歌詞はなし。
唄もの下手ですね〜、音域広過ぎ。
- M-4. 太陽に吠えてちょん
まげ (1989ころ?):
ボスと山さんに捧げる。
その他、元ネタがわかったらえらい! という仕掛けがいくつか。
- M-5. うれしい七五三:
この作品集では唯一、8拍子の曲 (笑)。
7拍取りと5拍取りと3拍取りを覚えた子どもの幼い喜びが表現されて
いる。
田園調布田園調布田園調布田園調布っぱや〜
(中略)
うれしいVII-V-III〜
- M-6. Aqua Sprint
(※ トラックダウン失敗バージョン):
秋田新幹線で盛岡を過ぎると、かつての田沢湖線を電化しただけの
ミニ新幹線区間に入る。新幹線とは名ばかり、カーブの連続の
ため、時速100kmくらいで山間をうねうね縫っていく。
さほど高くもない山と山の間に名もない小川が流れている。
ときどき、カモシカがこちらを見ている。
カモシカとは必ず、目が合う。
Ten Years (1993年ごろ)
これは結局、まとまらなかったアルバム。
いくつかは生音源を足して次の Zodiac に収録した (Zodiac M-2.、M-4.)
し、M-1.、 M-7.、M-10.、M-13. などは音楽を作り始めた頃の作品の採録。
環境は、YAMAHA QY700という音源つきスタンドアロンMIDIシーケンサ
と、外部音源としてRolandの何か(失念)、あとYAMAHAの
MT8Xというのを使用していた。QY700は不揮発性メモリだが、
記憶媒体がフロッピーディスクというのが時代だ。
MT8Xはなんとカセットで8トラックのMTRで、
8-8-4くらいのでかいコンソールがついていたので、
しばらくミキサがわりにも重宝していた。
その他にQY10というVHSカセットサイズのシーケンサ
(持ち歩いてZodiac M-6.なども作曲している)、
YAMAHAのエレドラDTXやRolandのパーカッションパッドSPD-8を打ち込みにも利用
していたりする。『松島』(生バージョン・ここでは非採録)
はデジタルのマルチエフェクタが面白くて活用してみたいと思って
録音した覚えがある。
なおこの頃まで、作曲を始めた1985年(大学入学時)
に買ったYAMAHAのMSXミュージックコンピュータというのを持っていたので、
最後にQY700を購入してデータを移動した覚えがある。
データの移動といってもフォーマットに互換性があるとかではなくて
(そもそもMSXの記録メディアはクィックドライブとかいうとんでもない
フロッピーもどきであった)、
1トラックずつ、受け側で録音、送り側で再生にしてMIDIでダビング
しただけである。こうやって10年も前のデータが再記録できたので、
ビバMIDI、という感じであった(確かこれ以降はSMF形式で保存してある)。
そういった過程を経ているため、1985〜89年頃のデータをそのまま利用、
あるいはリアレンジした作品は、なんとなくテンポが『息つぎ』している。
クロック4MHzのZ80(!)では低解像度画面を書き換えながらのMIDIデータの再生も
重かったため、音符が密集しているところではシーケンサがモタるのだ(笑)。
もちろん同期ダビング中は要所要所にMIDIシンク信号が入るが、その間は
受け側で測定したクロック間隔を中割りして符割を決めている。そのため
なんとなく息つぎするのだ。今では考えられない、
人間臭いというか可愛い仕様である。
なおここでは制作した全曲は採録していない。
それから下のトラック番号は取り急ぎ作った(最近発掘した)CDの曲順で、
実はアルバム2つぶんに分けることを想定していた覚えがある。
M-1.〜M-7.まではそれまでの小品集で、``Ten Years''として
まとめようと思ったのはM-8.〜M-12.だったと思う。
ちょっと完成度的に恥ずかしいもの(採録曲も十分恥ずかしいが)、
後のアルバムでより完成したバージョンを再録したものは省略している。
また完成度を高めて別バージョンをそのうち世の中に出そうと目論んでいるものも
ある。
2006年5月
(c) 1985-1995 by SASAKI Taroh, all rights reserved.
ライナーノーツ
- M-1. 曲名失念(笑) (1994):
曲名失念というタイトルの曲ではなく、本当に忘れています。
自分ではTOTOみたいだと思ったら、友人にはメセニーのようだと
いわれ(イントロが一瞬First Circleだからか? それなら
ライヒのようだと言って欲しかった)、ドラムの師匠@プログレ系には
Gongのようだと言われてしまった(中間部のシーケンスか?)。
まあそういった影響は確かにあると思います。
- M-4. 夕虹夏虫 '93
(1987/1993):
これは1987ころに制作したアルバム``Mirage on the Dune''の
M-2. のリメイク。冬虫夏草ではありません(笑)。
MIDIデータをそのまま転送して、
さらに構成を変えたり中間部に打ち込みオルガンソロもどき
(kb弾けないのでちょっと寂しいけど)
を延々入れたりしたもの。
- M-7. The End of a Summer (1985):
これも``Mirage on the Dune''のM-5. の再録。
ジャズのセッションバンドにオリジナル曲として持っていこう
と作った曲のデモで、循環もののボサです。
当時「カシオペア?」とか言われたりしたなぁ(笑)。
MIDIデータそのまま転送で音源だけ差し替えたので、
ベロシティがその後の時代より機械臭いし、
打ち込みソロがちょっと稚拙で恥ずかしい。
- M-8. Papa Lemon
〜M-9. Pt. V
(1993):
これが本来のミニアルバム``Ten Years''の冒頭曲。
MP3では切れてしまっているけど、実は2曲はしりとり曲になっています。
何のパート5かというと、``Mirage on the Dune''がアルバムとしては
前作に当たり、同アルバムにはPt. I〜IVまでがあるので
これまたしりとりということになっています。
- M-10. Mirage on the Dune
Pt. I (1987):
``Mirage on the Dune''のM-7. のデータそのまま、音源を
変えただけ。MSXミュージックコンピュータは全部で8トラックまで
(それも全トラックで細かいパッセージを演るとモタる)という
制限があったため、楽器をころころ持ち替えています(笑)。
これもちょっとリメイクしたい。
- M-11. キ○グ・
ク○ムゾンの猫踏んじゃった (1993):
そのまんまです(笑)。
ちなみに ``Mirage on the Dune'' のM-6. には
``Progressive Radio''という、同様のコンセプト
(ネタはラジオ体操第1)の大作があるのですが、
これもリメイクした日にはお披露目したいと。
- M-13. 松島 '92 (打ち込みバージョン)
(1985/1992):
これは1985年ころの作品。原曲はもうちょっと複雑だったのを
シンプルにしました。
さるテープコンテストのために多重録音したときの
ベースになったバージョンです。
MT8Xで楽器(いわゆる工業製品としての楽器)を一切使わずに、
グラスや皿やビールびんに水を張ったもの、声や口笛、
カリンバ他自作楽器、楽器ともいえない金属棒・木の棒など、
米、生こおろぎ (意味不明) などだけで音楽を構成してみたのですが、
今聴いてみるとそっちのバージョンはちょっと気持ち悪いので
(音程が取れていない)、こちらのバージョンを採録します。
工業製品って偉大ですね〜(笑)。
上記の生バージョンを制作したときにヘタレな私は、まずシーケンサと
電子楽器でデモトラックを録音し、他のトラックを聴きながら1トラックずつ
置き換えるという手段を取ったので、フル打ち込みのこちらの
バージョンが存在するわけです。