突然だが、わが家はディジタル化が進行中である。 まず音楽のCD・DAT・(好きではないが)MDに 始まって、 紙のメディアはデータイータや 電子メールその他は言うに及ばず、 ディジタルカメラ、 携帯電話(いわゆるケータイとPHS)やポケベル、 ディジタルビデオ。
ここまできたら放送もディジタルである。 そう、CSディジタル放送のPerfecTV!の チューナを衝動買い してしまった。
……のは、実は昨年10月の下旬のことである。 実は1ヶ月(だったっけ)の無料視聴期間や年内無料うんたらサービスの期間中 ほったらかしにしてあったので非常にもったいなかった。 取りつけ(もちろんアンテナの取りつけ)が遅れたのは、ひとえに 「よしっ」と思い立たなかったからである。 世間で言われているほど面倒ではない(後述)。
この無料期間をどぶに捨てた行為(笑)は、さんざ回りからは「もったいない」 コールの連発であったが、実際そうだったかもしれない。
この後の伏線を張っておくが、購入すると同時に大学生協で 契約用紙に記入して返送してもらった。
ここだけの話だが、販売店は2件以上販売すると、1件につきいくらのバックマージン がある。その割に大学生協では売れていなかった(笑)。やっぱりチューナ7万円 + 月額視聴料は、『情報を選んで観る』習慣がない者には高いらしい。 と偉そうに書いているが、私は普段テレビを観る習慣はまったくない(笑)。 だいたい『垂れ流し』『押し付けられる情報』が嫌いで、新聞も取っていなければ ラジオも聴かない(ラジオは観るだけである)。
契約は
他にも教育系チャンネルでは、テキストと関連講座(例えば基礎英語コース 全何回とかあるわけだ)のパックで何万何千円、といったコース購入が 考えられていたりといった工夫もある
なんてことは PerfecTVのページ! (びっくりマークが笑っている)でも見ればわかるかもしれない。
私個人の購入同機は、音楽(特にライブなど)番組の視聴と、映画鑑賞である。
まず映画である。 ペイ・パー・ビューはこれを書いている時点でまだ試していない。一番組500円程度 なのだが、確かにレンタルビデオ屋に行くことを考えれば面倒がなくて良い。 その他はマイナーなヨーロッパ映画が観られるのがうれしいのだが、 上に散々書いたように、ベーシック系とプレミアム系の区別が曖昧なのに割と どっちも観たい映画をやっていたりして、番組ガイド を観ていると胃に悪い。
次に音楽。実は音楽系を名乗っているチャンネルはくそばっかり(笑)であった。 すぐにでも契約を変更しようと思っている。 その代わり チャンネルWE - ワールドエンタテインメントのチャンネルが 年末に一挙25時間、モントルー・ジャズフェスの再放送をしてくれたりして (普段もアフリカ・ラテン・アジア音楽のレギュラー番組があったりする)、 実にパンフレットだけ見て決めるのは危険である。
その他目についたところでは
なおスクランブルといってもJSBのそれが『目を細めればわかる』のに対し、 PerfecTV!では『まったく見えなくなる』のである。前者はちょっと観たくなる (つまりプロモーションになる)と思うのだが、PerfecTV!ではそういうのはガイドチャンネルに任せてあるのだろうか。
話は取りつけに戻る。
セッティングはその実、簡単であった。 アンテナの取りつけを自分でやろうとおもっていたので、だんだん寒くなってくると 億劫になってくる(笑)。 購入した大学生協からは「取りつけは(※ BSより、という意味だと思う)難しい らしいですよ〜」ときかされていたので、心してやろうと思っていたのが 良くなかった。
んでもって年末。さすがに「良い番組が目白押し(だろーな)」と思うと、 放置してあるチューナ + アンテナがもったいなく思えてくる(部屋が狭くなるし)。 まあ家の周りでBS・CSが受信できる方角があるかどうか良く分からなかったせいも あるが、しまいに思い詰めて、電気屋に取りつけだけ頼もうと思ってしまった位 である。 もしこのメディアが失敗したら、その理由は最初の敷居の高さだろうな、と 思った。もしかして一般人(笑)にとって『インターネットを始める』(始めるな よ(笑))ことはそのくらい敷居が高いんだろうか、と一瞬実感した次第である。
で電気屋に頼まなかったのは、その暴利にあきれてのことである。 大体アンテナポール(チューナーとアンテナはセットだが、ポールや同軸ケーブルが 入っているメーカーは少ないようだ。確認した方がよい)が3千〜6千円で売っている のに、その店で購入しなかったアンテナの取りつけ費用は、 下見・アンテナポールなど込みで4万円と 言われたのである。あえてここで糾弾するが、 4万円と言ったのは 妙蓮寺で一番でかい電器屋、いわゆる 『町の電器屋さん』といわれるようなショップである。確かにこの手の店が 『ビデオの配線もままならないおばーちゃん』などに人気があり、それが故に 大型電器屋・カメラ屋の進出にもめげず生き残っているというのは分かるが、 それにしてもユーザの足下を見すぎている。電器メーカやPerfecTV!など ニューメディア推進をしようとする方々は、この手の商売にまず気をつける べきである。はっきりいって敵である (ユーザが自分でできることが何と大切なことか)。
ちなみに適正価格かな、と思えたのが、カメラ量販店の一万数千円である。 大人2人が1時間出張したと思えばまあそんなものかなと思う。 でも自分で付ければ3千円 (ポール・台座代ね)である。
さて話が逸れたが、確かに出力がBSより弱い(?)CSアンテナの取りつけは 微妙さを要求されるかも知れない。しかし特殊な測定器が必要なわけではなく、 それどころか私の買った日立のチューナには 電解強度を表示するメニューすらあって、実はBSより気楽に取りつけができた。
まずアンテナを取り付ける際には
あとは台座を取りつけるスペースがあり、なおかつ放送が受信できる(または 電解強度が強くなる)場所を探すだけである。 ネジ止をしっかりするとベランダ取りつけ型(板2枚をネジ4本で鋏んで、 ベランダの鉄格子などに取りつけるタイプ)では人がぶら下がっても大丈夫な程度 には強く設置できる。
台座を本留めしたら、後はアンテナをポールにつけて最適角度を探す。 日立のチューナでは、『現在の強さ』『最高の強さ』が0〜100で表示され、 音で状態がチェックできる。 「ぴっぴっ」音が出る範囲で一度南北にゆっくり振って、それからゆっくり 戻すと、再度最強になった点でまた音が出るので、画面を見なくても 角度が分かる仕掛けになっている(偉い)。
余談になるが、うちのビデオにはBSチューナが付いているがアンテナを取りつけて いなかった。この簡単な手順にびっくりしてすぐにBSアンテナを買いに走ったが、 CSブームでアンテナポールが不足気味らしい。それはともかく、BSの方が電界強度 などが表示されない分、取りつけは面倒と感じた。確かに放送が受かる範囲は 広いようだが、画面を観ながらもっとも美しく映る点を探るよりは、数字で表示 される方が楽なのである。
さて、申し込みの順番が実は重要なのである。 通常、電器屋で申し込む人はそれほど気を使わなくて済むのかな、とも思うのだが、 普通は
PerfecTV!では、チューナにICカードを差し込むようになっている。 これは改造・コピーできないことになっていて 『信頼できる局の手先』となって、「料金不払いだから視聴を止めるよ」とか 「このchは見て良いよ」という制御をチューナに対してするらしいのである。 これはJSBのデコーダでも同じなのだが、そのカードに対する情報はすべて、 衛星からダウンロード(すべての顧客の情報を放送に織り込んで流す)するらしい。 ちなみに、PerfecTV!のチューナは別に電話線を接続する必要もあるのだが、 これはあくまでペイ・パー・ビューの申し込み(その他、TVショッピングの購入 選択や視聴者参加型番組のメニュー選択にも使われるらしい)用である (この回線ってフリーダイヤルなんだろうか。ちょっと気になる)。
JSBなんかは、この視聴情報を定期的に放送に混ぜて繰り返し流すらしい(?)が、 PerfecTV!では契約した時に一度だけ流してそれがダウンロードされるらしいのである (というのはカスタマーサービスのお姉さんの話から推測)。 私は設置が大分、契約より後になってしまったのでどうやら私のチューナ用の情報は 空の藻屑と消えてしまったらしく(笑)、センターに電話して再度流してもらった (お姉さんにはちょっとだけ怒られた(笑))。 2、3日待てといわれたが(無料視聴でもそうらしい)、 その日の午後には有料チャンネルが視聴可能になって いたのでなかなかサービスは○である。
チューナはいろいろなメーカから出ている。 どうして日立製にしたかというと、唯一光ディジタル出力があったからである。 そのままDATで録れるのである。まあ放送のダビング可能・不可能については ここであまり書くわけにいかないが、そういうわけでチューナ全体としては 良くできているのかどうか分からない。
特に良くないのが、EPGによる番組選択の出来・不出来と、 予約録画の面倒さであろう。 前者はまあ後述するとして、 後者はちょっとすごすぎである。年末は一日に6、7本の番組を録画して観たり した。基本的には時間になるとチューナがオンになる、それをライン入力で ビデオで録るだけなのであるが、同じ時刻予約を2つの機械に交互にするのである。 これはもうたまらない。最近、どこぞからPerfecTV!チューナ内蔵ビデオが発売に なったようだが、保存・タイムシフト視聴を基本に考える方はぜひ、この購入を 検討するとよい。
まず見たい番組をEPGで表示して、チューナの方の予約をする。これは一発でできる。 ただし日立のEPGの表示は死ぬほど遅い。うっかりもたもた操作していると、 EPGの画面が通常の放送に戻ってしまう。翌日の番組表を出しているときなどは 地獄である。
次にそれに合わせてビデオの予約をするが、多くのビデオがそうであるように、 うちのソニーの極楽ダブルデッキも一つの予約が終わると電源が「ぷちん」と 切れてしまう。余計なお世話だ。また予約を解除してチューナの表示を確認する ため電源を入れ、すべて終わったあとに予約のセットをし直さなければならない。
その他、全般に操作がもたもたしているのが『いらち』の私には(笑)たまらない。 家電(ポータブルオーディオ機器や洗濯機・炊飯器なども)や文房具 (テプラなど)はその傾向があるが、仮もにたくさんボタンを押して機能設定をする 機械なのである。世の中『操作が遅いおやぢ』ばかりとは限らないのだから、 内蔵マイコン関係の設計者にはその辺に 神経を使ってもらわないといずれ、ユーザがそのメーカを選ばなくなる理由に なりうる日が来ると思うのだが。
何しろ数百チャンネル(笑)である。いや、視聴可能なベーシック系プラス 無料、試験放送、そのときノンスクランブルサービス(探ってみたら結構ある)、 見逃せないペイ・パー・ビューだけでも、見たいソースがかなりある。
選び方は大別すると
特筆すべきはEPGなのであるが、これはフォーマットが決まっているだけで 加工(表示や選択の方法など)は各チューナの『解釈』に任されている ようである。したがってこの辺にも出来・不出来が現われてくるのかもしれない。 ちなみに日立のチューナは一部バグっているらしく、『ジャンル別の番組 表示』がほとんど役に立たない(泣)。
しかし年末にBSアンテナと併せて購入した液晶テレビ にこのゴシック体で表示されるメニューが重ね合わされて出てくる番組 (EPG表示中は静止している)、まるでパソコンの画面を見ているような 『放送感』(?)のなさである。美しい。
『ディジタルになったからといって画質が良くなるというほどでない (チャンネル数の多さが凄いのである)』という論評はあちこちでしばしば 目にした。しかーしである。 画質はめちゃめちゃ良い。 上のような事を書く人はよっぽど普段の地上を良い画質で見ているのか、 あるいは目が節穴であるかのどちらかである。 これについてはデジタルビデオの項でも書く。
まあMPEGエンコードした普通の動画なのであるが、撮像から制作までディジタル、 あるいはプロクォリティのアナログ機器であったりするとその品質は びっくりするものがある。 例えばライブのステージ の背景の青が均一な青であったりする。アナログ放送(など、LDをも含む)では 絶対に考えられないような『ムラのなさ』である。
音質はいうまでもない、ディジタル非線形12bit 32KHzサンプリング、あるいは 線形16bit 48KHzサンプリング・ステレオの音質である。 しかしTV放送と思えないのは、やはり制作がすれていない(笑)せいであろうか、 一部のCMなどを除いて、『放送とは思えない音』(あまりトータルコンプを かけていない←はい、音楽に興味のない人には関係ない話ですね(笑))である。 その『一部のCM』は、コンプで押し潰した音楽 + ナレーションで帯域ギリギリまで パワーを使っているので、逆にナレーションが入る部分で音楽が ブリージングを起こしたりしている。TVの音声を初めてディジタルで聴いて わかったことである。 よく「CMは音が大きいというのは嘘である」というが、それが嘘である(笑) ことが良く分かった(ピークは確かに大きいわけがないが、トータルパワーが 番組部分に比べて格段に大きい)。
えーと、5月から新チャンネルが増えました。これは前々からいわれてたんだけ ど(そして今後も増え続けるんだろうけど)、ベーシック系チャンネルの 『おこのみパック』ってのは12ch(1,900円、うちはこれね)でいいわけ。 で『まるごとパック』(2,700円)がどうなるか興味があったんですが (まるごとパックに変えようかな、とか思っていたし)
あーでも早く24時間(?)中国語放送(字幕はもちろん、ある。中国では字幕が CMにまでぜーんぶ付いていて、ないと同じ中国人どうしでも(北京語と広東語と か)あるでしょ)放送内容が通じないらしいのだ)の 『CTN中天』加入しないと。 香港返還のイベントを見るのだ。
技術としても○、サービス自体も○、 取りつけの面倒さがちょっと人によっては△かな、 ただチューナの出来がまだよくわからん ということで『★★1/2』です。
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