自宅でCDプレス
音楽CD-Rライタ
Roland V-Expanded CD

★★1/2

私とCD-R (当時そう呼ばれていなかった。ライトワンスCDつったかな)との 付き合いは、長い。どこかで書いたかも知れないが、なにしろFM-Towns (CD-ROMが海のものとも山のものともつかなかった時代に標準搭載して 発売した、バカなマシンのひとつだ(笑))のおまけCD-ROMを作成した ことがあるくらい(え〜と'88年だったと記憶しています)、古い。

だが音楽用CD-Rってのは付き合いなかったのですね。 いや、現在でも音楽フォーマットでCD-Rを焼くのって、それって怪しいことで ないのか? と思っているのだが(著作権とかそういうもののからみで、 あまり大っぴらに認められていることではないと思う)。

私の手持ち機材でも怪しいソフトを使うと決してできないわけではなかったの だが、さらなる問題は、ややこしい。ちゃっちい。この二言につきる(笑)。

ややこしいのはいろんなソフトを順番に起動したり、 あれれDV画像取り込みボードが刺さっててISA バスが足りないよ〜、外してSB16付けて……とかややこしかったり(笑)、 そもそも音楽収録 (76分として)のための540MB + マスタリングのための600MBをHDDに空けなければ いけないとか(あ、これはVSでも一緒か)、そういう理由でヤなのである。 まー私は他にもミュージックシーケンサとか、FAXとか、CDプレーヤとか、 書類の電子化装置(スキャナ + 大容量ドライブ + プリンタ)とか、 何でも『単体機こそシンプル & ザ・ベスト』だと思っている。 ただしデータの再利用性が確保されていることが条件だ。 それがなければ当然、PC(汎用機)に劣る。 これは趣味というか思想主義主張の問題でしょうが。何でもPCで やりたがる人って確かにいますよね(笑)。

あと理由の『ちゃっちい』 ってのは音質のことですね。だいたいパソコンなるもので音を取り込むのは、 まともに音楽を処理とか鑑賞しようとしている人のやることではない (そりゃ使っている器械が悪いからだよ、君)。 うちのSound Blaster 16なんかすげーノイズ多いし取り込んだ音の 線が細いし。まーね、AES/EBUインターフェースボードでも装備して、 DATから直接ディジタルで取り込めばそういう悩みも解消されましょうが。

というわけで今回は、信じがたいことですが音楽用CD-R専用機のご紹介です。 とはいっても私にとってはVSが進化したモノという わけで何の違和感もなく(かつ一時期にかかった金額はそれほど大きくなく) ご家庭に入り込んできたのであった。

もちろん、知り合いのスタジ オなどでは、かなり安い値段で自分の音楽演奏が焼けたりする。これは 音楽を趣味とする人なら誰でも見たことあるだろうけど。 カラオケ屋にも同じようなのでCD-Rシングルが焼ける機械があったりします よね。でもこの機械は数百万します(笑)。

インストール

↑何このやる気のないタイトル(笑)。さておいて。

この製品そのものには型番はついている。 キット名は単体でCDR-88とかいう名前がついている。 CD-Rドライブ (JVC XR-W2020/2022 ) とソフト(ZIPメディア)のセットだ。 ちなみに他のCD-Rドライブが使えるかどうか は知らない。

もちろん、このキットを買ってきただけではCD-Rは焼けない。 私は古来(うそ)VSのユーザであったので(ひつこいよ君)、 楽器フェアでこれが発表されてから何の疑問もなく注文したのだが、 中にはこれだけ(8万とかで売っている)店頭で見掛けて、「やっす〜い」とか いって買ってきて、どうしていいか途方にくれる奴が多いのだろう、 マニュアルの最後にFAQ(よくある質問)みたいなのがついているんですが

Q: すぐに使いたいのですが。
A: 単独では使えません。他にV-Expanded、……をお買い求め下さい。
(爆笑) ってそりゃ君『他に』の方が高くつくやんけ〜。 まあそんなことないように、楽器屋さんではV-Expanded + ZIPドライブ + CDR-88なんてのがキットで売られていましたが。 当たり前ですが全部一度に買うと30万近くするんだよね〜。 でも音楽用CD-Rを焼きたいという要望に関しては『その道』(どの道?)の 素人さんならやっぱり最安値の選択肢だと思うし (PCを既に使える人ならWin95 PC + CD-Rドライブ + ソフトで20万 くらいで収められるだろうけど)、 例えば自主製作盤を作りたいとしますね(そちらはCD-RでなくてCDプレス らしいですけど)、そしたら200枚で30万とかするわけよ。 まあ200枚自分で焼くのはちょっと根性いりますけど(笑)。
使用

↑またやる気ないタイトル(笑)。

さて、普通にVSの2トラックにマスタリングまで済ませた音を書き込んで おきますね。って簡単に書きましたが、この辺がまた『VSをCD-R作成機 として買った人』には苦労するでしょうね(笑)。 そうしましたら、SCSIでCD-Rドライブをつないで、 空のCD-Rメディアを入れて、あとメニューから 『CD-Rを焼く』を選ぶだけで良い。後は待つだけです。

他にも追記録を重ねながら容量一杯まで焼き、 最後にfinalize (fix up)処理をするという方法もあるのですが、 お出掛け前にぽんとセットして帰ってきたら焼き上がっている、という 方法が好きな私としては、もっぱら『イメージ作成→書き込み→finalize』 を連続でやってくれるメニューばっかり使っています。 汎用機(PC + CD-Rソフト)使うより、ほんと楽ちん(笑)。

ただ問題なのは遅いことです(ま、専用機ですから)。 それも半端じゃないくらいおっそ〜い。普段P6 200MなんていうPCを 使いなれているからでしょうけど

というわけで、約1時間のCDを作るとしますね。すると
  1. 録音準備……音質調整とか。5分〜凝ると30分とかかかりますね
  2. マスタリング……当然60分(以上)かかります。 まあ放っといてできるようなちゃんとした録音 してあるやつなら飯食いながらとかでもできるけど、 ライブ音源なんかだとメータと にらめっこしながら60分フェーダに手掛けっ放し、とかあります
  3. 不要部分の処理……数分〜数十分(内容次第)
  4. インデックス作り……これを忘れると60分1曲の(プログレか!? 現代音楽か!?) 巨大なCDが出来上がって不便です。 後からやるとところどころインデックス振り忘れて、2曲つながっちゃった りするのですが、3. の前にやると時間がずれる(よーするにVSの機能が buggyなんですが、トラックをカットしてもその分、付けたロケーション マーカが動いてくれない(!))ので、やり直しとなります
  5. 一応セーブとかして
  6. メニューから『イメージ作成→書き込み→finalize』を選ぶ。 これは放っといてもやってくれますが、約2時間30分かかります
  7. 同じCDを焼きたいなら、メディアを入れ替えて再スタートすると、 『書き込み』からやってくれますので、今度は一枚あたり30分で済みます。 ただしメディアをいれるタイミングを間違えたりするとどういうわけか メニューの最初の方に戻ってしまう(不便だよ〜)ので、その場合はまた 2時間30分からやり直しです(笑)
そんなわけで1枚目は3時間30分からかかります(笑)。 6枚目で6時間、20枚で13時間、……(連続でやった場合)と、枚数が 多いほどCD-Rは有利ですね(一般には少ない枚数だと有利と言われてますが。 まあ200枚焼くのには使わないね(笑))。

ちなみに前述の比較対象と比較すると

1枚しか必要ないときは、『CDという形であることが必要な場合』 (ドラムをスタジオで個人練習するとき、マイナスワンの音源を持っていったり するのには超便利なんですね〜)を除くと、自分の作品を多数焼いて配布 したり、 バンドのライブ演奏の反省材料をメンバー18人(何故そんなにいる?(笑)) に配布したり、というときは、ダビング(MDに)より時間・値段とも有利です。 あとMDだとプレーヤを持ってない人がいるとか、若干音質が劣化するとか。

結論

★★★ですが、値段と手軽さに対してですね。 他に(あまり。汎用PCは除くわけね)比較対象がないんですが(笑)。 まーこりゃVS本体の評価に関わることですが、操作感はもうちょっと改良 できそうな気はしますね。 あとマスタリングの速度向上とかは、VS本体の内蔵CPUの クロックアップ改造でもやろうかしらん(笑)。